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2020年4月30日
アウディのコンパクトサルーン、新型「A3セダン」がデビュー|Audi
Audi A3 Sedan|アウディA3セダン
新型アウディA3セダンがデビュー
EDITOR’S EYE
・先代と較べてボディはひとまわり拡大
・伸びやかなサイドラインとクーペのようなルーフラインが印象的なエクステリア
・デジタル化やコネクテッド機能が大きく進化したコクピット
アウディは4月21日、フルモデルチェンジを受け2代目へと進化したコンパクトサルーンの「A3セダン」を発表した。事前予約は欧州で4月末から開始され、納車は夏からを予定する。
Text by HARA Akira
エンジンは1.5リッター直噴ガソリンターボと2.0リッターディーゼルターボの2つ
新型A3セダンのボディサイズは、全長4,500×全幅1.820×全高1.430mmで、先代に比べて40㎜長く、20㎜広く、10㎜高い。ホイールベースは変更されていない。
エンジンは、最高出力110kW(150ps)を発生する35TFSIの1.5リッター直噴ガソリンターボと、110kW(150ps)を発生する2.0TDIの2.0リッターディーゼルターボ。35TFSIは、新開発6段マニュアルトランスミッション(複合モードで燃料消費率5.0~4.7ℓ/100km、CO2排出量114~108g/km)と、7段Sトロニック(同4.9~4.7ℓ/100km、113~107g/km)と、2.0TDIは7段Sトロニック(同3.9~3.6ℓ/100km、101~96g/km)と組み合わされる。
エクステリアは、大型シングルフレームグリルと伸びやかなサイドライン、クーペのようなルーフが特徴だ。
ヘッドライトの外縁は下方向へ伸びる台形デザインで、最上位モデルでは15個のLEDによるデジタルデイタイムランニングライトを採用し、それぞれが個別に作動することで独自のライトシグネチャーを生み出した。
サイドシルのボディラインは、同じA3のスポーツバックモデルがリアホイールアーチに向かって上昇していたのに対し、セダンはリアバンパーまで伸びることで、長い全長を強調。ショルダーライン下の凹面がクワトロブリスターとシルの存在感を強めたほか、Bピラーからトランクリッドのスポイラーへつながるルーフラインはクーペを連想させるという。
リアエンドは先代よりも高く、大型のディフューザーを採用することでエアロダイナミクスを改善。また、フロントシングルフレームグリルの背後に設置された2つのルーバーモジュールを持つ新技術の電子制御式エアインテークもこれに貢献しており、2.0TDIのCd値は先代より0.04改善された0.25を達成している。
デジタル化されたインテリア
インテリアはデジタル化に焦点があてられた。ドライバーに向かってわずかに傾斜したインストルメントパネルは、10.1インチのMMIタッチディスプレイを装備。手書き文字検出機能や日常会話に対応するボイスコントロールシステムを搭載している。
デジタルメーターは、ベースモデルで10.25インチ、アウディバーチャルコックピットプラスを装備すると12.3インチに拡大され、デジタル表示とダイナミックなレイアウトのスポーティなグラフィックを含む3種類の異なるビューを提供するという。
最上位のMMIナビゲーションプラスでは、第3世代のモジュラーインフォテインメントプラットフォーム(MIB3)を採用することで、処理能力は先代の10倍となり、LTEアドバンスト規格に対応して乗員のスマートフォンをインターネットに接続するWi-Fiホットスポットになる。
また、オンライン交通情報やニュース、写真、店舗の営業時間、POI(ポイント ofインタレスト)に関するユーザーレビューなど、Audi Connectサービスの追加情報を得ることができる。
さらにパーソナライゼーション機能も充実しており、最大6人のユーザーが、シート位置、空調コントロール、メディアなどの設定を個別に保存でき、今年中旬ごろからは、Amazon Alexa音声アシスタントサービスを利用できる予定だ。
高度なネットワーク機能によりドライバーアシストシステムも進化。アウディプレセンスフロントシステムでは、ルームミラーに設置したカメラがフロントレーダーと連動して、事故を防止したり衝突の程度を軽減したりする。
価格は、110kWの35TFSIベースモデルで29,800ユーロ。発売後まもなく追加されるガソリンのエントリーレベルモデルが27,700ユーロになる予定だ。
問い合わせ先
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