ついに日本にも導入──レクサスのフラッグシップMPV新型「LM」が上海モーターショーでワールドプレミア|LEXUS
CAR / NEWS
2023年4月20日

ついに日本にも導入──レクサスのフラッグシップMPV新型「LM」が上海モーターショーでワールドプレミア|LEXUS

LEXUS LM|レクサス LM

コンセプトは「素に戻れる移動空間」──新型LMが上海モーターショーでデビュー

レクサスはフラッグシップMPVとなる新型「LM」を上海モーターショーでワールドプレミアした。日本でも2023年秋ごろ発売される予定だ。

Text by YANAKA Tomomi

日本でも今秋から4人乗り仕様を導入予定

レクサスが上海モーターショーで世界初披露したのは、「ラグジュアリー・ムーバー」を意味する新型「LM」。
初代LMは、主に中国やアジア地域でのショーファードリブンMPVの需要に応えるため、2020年に発売。近年のラグジュアリーマーケットでの価値観の変化を受け、全面刷新された新型が発表された。
新型LMでは、開発陣がコンセプトに掲げた「素に戻れる移動空間」を体現すべく静粛性を高め、リラックスできる空間を演出。
乗り心地では、骨格から強化。ラジエーターサポートブレースやロッカーストレート構造などにより、従来比で約1.5倍のボディねじり剛性を確保し、次世代レクサスが一貫して取り組んでいる「素性の刷新」が実施された。また、アッパーボディやフロアに採用した構造用接着剤も振動の軽減に寄与する。
シートにも工夫が施され、フロントでは座面の面圧分布を最適化し、旋回時のGの大小にかかわらず身体をホールド。疲労を軽減する座り心地と、クルマとの対話に集中できる環境が追求された。
2列目シートにも2種類の衝撃吸収材を使用することで、乗員をやさしく包み込みながら支える構造に。3列目シートでは大人でもゆったり座れるようシートバックとクッションに厚みが持たせられた。
このほかにも、幅広い領域できめ細かく減衰して振動を軽減させる「周波数感応バルブ付きAVS」や、後席の快適性を重視したドライブモードセレクト「Rear Comfort」モードがレクサスで初採用されている。
室内ではリラックスしたり、ビジネスシーンにも対応できるようにと14色のイルミネーションと50色のカスタムカラーの計64色を用意。後席には、シートポジションやサンシェードなどを統合制御し、乗員の最適な車内環境をサポートする「リアクライメートコンシェルジュ」などを操作できる脱着可能なタッチ式コントローラーが設けられた。
シートは3列シートの6人乗りと、7人乗りに加え、ショーファードリブンとしての用途を想定した4人乗りをラインアップ。前席と後席の間にはパーテーションを設置したほか、上部には昇降式のスモークガラスを備え、プライバシーと開放感を両立させる。
さらに、48インチの大型ワイドディスプレイも用意され、オンラインによるビジネスミーティングやエンターテインメントなど多様なシーンに合わせた使い方も可能だ。
新型LMは、2023年秋ごろ日本導入予定。2.4リッター4気筒ターボハイブリッドシステムを搭載する4人乗り仕様から販売されるという。
LEXUS LM|レクサス LM (上海モーターショー出展車両 プロトタイプ値)
ボディサイズ|全長5,125(+85)×全幅1,890(+40)×全高1,955(+10)mm
ホイールベース|3,000mm
パワートレーン|2.4リッター直列4気筒ターボハイブリッドシステム[eAxle]
        2.5リッター直列4気筒ハイブリッドシステム[E-Four/FF]
タイヤサイズ|225/55R19 225/65R17
※()内は従来型比
問い合わせ先

レクサスインフォメーションデスク
Tel.0800-500-5577(9:00-18:00、365日年中無休)
https://lexus.jp/

                      
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