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2021年2月10日
アウディQ5がパワートレインを刷新するなどのビッグマイナーチェンジ|Audi
Audi Q5|アウディ Q5
アウディQ5が大きく進化
アウディ ジャパンはミッドサイズSUVの「Q5」と「SQ5」をマイナーチェンジし、2021年3月8日(月)から販売すると発表した。
Text by YANAKA Tomomi
最新インフォテインメントシステムを搭載しインテリア、エクステリアも大幅アップデート
2017年に誕生した2代目Q5シリーズがマイナーチェンジを迎えた。今回のブラッシュアップでは、エクステリアデザインを大幅にアップデートしたほか、パワートレインを刷新するビッグマイナーチェンジとなった。
エクステリアでは、アイコンの八角形シングルフレームがよりフラットで幅広い形状に変更。開口部を広げたサイドインテークには台形をモチーフにしたデザインが採用された。LEDヘッドランプの上部には新たなライトシグネチャーを備えたデイタイムランニングライトが組み込まれたほか、リヤエンドにも新デザインのリヤライト、左右のライトクラスターをつなぐエレメントなどが与えられている。
インテリアでは最新のインフォテインメントシステムMIB3を初採用。10.1インチにサイズアップされたセンタースクリーンはタッチパネル式となり、操作性能向上とともによりシンプルでクリーンなコックピットに。
また「ヘイ、アウディ」と呼びかけるだけで音声入力が開始され、自然言語によって目的地の入力やエアコンの温度調節なども可能となるという。
パワートレインも刷新された。45TFSIクワトロには最高出力249ps、最大トルク370Nmの2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンを、40TDIクワトロには204ps、400Nmの2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。それぞれベルト駆動式オルターネータースターターと12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドシステム(MHEV)が採用された。
より効率を高めるために、AWDクラッチ付きクワトロ四輪駆動システムは7段Sトロニックトランスミッションと組み合わされた。システムが4WD走行を不要と判断したときは、AWDクラッチによりプロペラシャフトと、リヤデファレンシャル内のデカップリングクラッチによりリヤドライブシャフトをそれぞれ切り離すことで、前輪のみにトルクを配分。コースティング(惰力走行)時にはエンジンを完全停止するなど、燃料消費量を抑制する。
Q5の高性能バージョンSQ5はアルミニウムルックインサートを施したSモデル専用のハニカムメッシュシングルフレームグリルを採用するなどのアップデートが図られた。さらに、左ハンドル仕様も選択が可能となった。
SQ5のパワーユニットは最高出力260kW(354ps)、最大トルク500Nmを発生する3リッターV6ターボエンジンに8段ディプトロニックの組み合わせ。機械式センターディファレンシャルを搭載するクワトロ四輪駆動システムと、ダンピングコントロールSスポーツサスペンションがダイナミックなハンドリング性能と上質な乗り心地を実現しているという。
価格はディーゼルモデルの40TDIクワトロが681万円から、ガソリンモデルの45TFSIが730万円からで、ハイパフォーマンスモデルのSQ5は915万円となる。
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