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2020年4月14日
オーナーとともにモデナの医療組織を支援──フェラーリが新型コロナウイルス対策支援の基金立ち上げ|Ferrari
Ferrari|フェラーリ
フェラーリが新型コロナウイルス対策支援の基金立ち上げ
フェラーリは、新型コロナウイルス(Civid-19)の大流行に対抗する活動の一環として、イタリア・モデナの医療組織を支援する募金活動を立ち上げた。顧客から寄せられた寄付と同額を上乗せして寄付する。
Text by YANAKA Tomomi
顧客から寄せられた同額をフェラーリが上乗せし、イタリア・モデナの医療を支援
フェラーリとともにこの活動に取り組んでいるのは、フェラーリが企画するスペシャルなドライブツアー「カヴァルケード」に参加したことのある全世界のオーナーたち。活動開始からわずか数日で寄付金は100万ユーロに達し、今後の数週間でさらに増える見込みだという。
最初の寄付金はエンツォ・フェラーリ生誕の地でもあるモデナに直ちに寄付され、イタリア国民医療制度の地域医療施設Azienda Unita Sanitaria Locale(AUSL)で新型コロナウイルス感染者の治療や、この感染症に対抗するための医薬品や医療機器の購入に充てられる。
また寄付金の一部は遠隔医療の拡充にも使用。これはスマートフォンやタブレットとBluetooth経由で接続した機器を使い、新型コロナウイルスに感染した疑いのある市民の症状を遠隔でモニタリングできるシステムで、すでにAUSLモデナではフェラーリの寄付により、神経障害を患う人々が暮らす州内の介護施設で、ウイルス検査で陽性となった患者を対象にこの技術が活用されているという。
このほかにも、フェラーリはAUSLモデナに救急車を寄贈。この車両はすでに救急医療の現場でCivid-19関連の多くの患者のために、日夜フル活用されている。
フェラーリでは、具体的な支援を素早く地域社会に届ける活動を、現在の緊急事態が続く限りさらに検討していくとしている。
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