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2020年4月23日
フェラーリの車両プロトタイプ部門で人工呼吸器バルブなどの製造を開始|Ferrari
Ferrari|フェラーリ
フェラーリの車両プロトタイプ部門で人工呼吸器バルブなどの製造を開始
フェラーリは4月16日、新型コロナウイルス患者の治療にあたる医療従事者を支援するため、イタリア・マラネッロの工場で人工呼吸器バルブと防護マスク用の付属部品の製造を開始した。
Text by YANAKA Tomomi
シュノーケルを活用し、医療従事者を守る防護マスクのパーツも
今回、人工呼吸器バルブとマスクの付属部品を製造しているのは、通常、車両のプロトタイプを手掛けている部門。その造形技術を活用し、熱可塑性コンポーネントが製造される。
人工呼吸器のバルブはダイビング用品メーカーMaresにより開発されたもので、呼吸器疾患に苦しむ患者を支援する緊急マスクを作成するため、マスクにフィットするようカスタマイズされた。
一方、防護マスク用の付属部品はシュノーケルマスクを防護マスクに変えたものに取り付けられ、感染リスクがある医療従事者を保護するために使用される。
フェラーリでは、さまざまなジャンルの会社の協力を得て、今後数日のうちに数百の機器を製造する予定。イタリア市民保護局の調整のもと、ベルガモやジェノア、モデナなどイタリア各地の病院や医療従事者に提供されるという。
Ferrari_Editing_Valvole
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