ポルシェ911のレストアで“レストモッド” ブームを牽引する「シンガー」がコーンズと提携|Singer

左からシンガー・ヴィークル・デザイン 最高経営責任者・CEO マゼン・ファワズ氏、同 創業者兼エグゼクティブチェアマン ロブ・ディキンソン氏、そしてコーンズ・モータース 代表取締役社長兼CEO 林誠吾氏

CAR / NEWS
2024年5月23日

ポルシェ911のレストアで“レストモッド” ブームを牽引する「シンガー」がコーンズと提携|Singer

Singer|シンガー

最新テクノロジーとクラフツマンシップで空冷911を再構築

カリフォルニアを拠点に、空冷ポルシェ「911」のレストアと再構築をオーダーメイドで手掛け、その完成度の高さで世界的に知られるシンガー。同社が、輸入自動車販売のコーンズ・グループと日本でのレストア依頼をサポートするパートナーシップ契約を締結した。また、両社がオーナーらに向けて開催したイベントでは、シンガーによって再構築された2台のポルシェ911が披露された。

Text by YANAKA Tomomi

コーンズ・グループのサポートチームと相談でき、専門的なメンテナンスにも対応

2009年にカリフォルニアで設立されたシンガー・ヴィークル・デザイン(以下シンガー)。1989年から1994年までに生産された空冷ポルシェ911のレストアと再構築を964シャシーベースにおこない、オーナーとのコラボレーションによるラグジュアリーなオーダーメイドで人気を博してきた。
旧車の世界には、単にレストアするだけではなく現代のテクノロジーを駆使してモディファイを施す「レストモッド」というジャンルが注目を集めている。まさにシンガーはレストモッドを代表する存在として、ポルシェ911ファンや旧車好きの注目を集めてきた。
現在は北米のみならず、欧州やオーストラリア、アジアでも事業を展開。今回、高級輸入自動車の正規販売店として知られるコーンズとの提携により、日本からでも依頼できるようになった。
日本からレストアを依頼する顧客は、コーンズ・グループの経験豊富なサポートチームと要望について話し合うことができ、シンガーが再構築したポルシェ911のオーナーは、日本国内での専門的なサービスやメンテナンスなど、幅広い利用が可能になるという。
シンガー創立者であり会長のロブ・ディキンソン氏は「2009年にシンガーを設立して以来、私たちの使命はポルシェ911のすばらしさと伝統をたたえることでした。優れた自動車文化のなかで911が熱狂的に支持を集めている日本で私たちが活動できることにワクワクしています」とコメント。
さらに「コーンズ・グループは、日本市場で成功するために必要なことを深く理解しているラグジュアリーのスペシャリストであり、彼らが私たちのそばにいてくれることは大変うれしいことです」と話した。
シンガーではレストアと再構築に対して、4モデルを用意。自然吸気車をベースにした「クラシック」と「DLS」にくわえ、イベントで披露されたターボチャージャー搭載車の「ターボ スタディ(Turbo Study)」や「DLS ターボ」を展開する。
また、コーンズ・グループとの提携にあたり、これまで英語のみだったシンガーのサイトが日本語にも対応。シンガーの世界観や、ポルシェ911に対するリスペクトなどを見て取ることができる。
問い合わせ先

シンガー
https://singervehicledesign.com/ja/

                      
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