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2020年4月24日
新型コロナウイルスの影響を受け、地域社会を支援するためフェラーリ幹部が報酬を寄付|Ferrari
Ferrari|フェラーリ
地域社会を支援するためフェラーリ幹部が報酬を寄付
新型コロナウイルス感染症の世界的大流行による医療危機を受け、フェラーリの幹部たちは、年間報酬の全額または一部を寄付し、地域を支援する一連の活動資金とすることで合意した。
Text by YANAKA Tomomi
検査機器や子どもたちのための学用品を寄付
新型コロナウイルス(Covid-19)の大流行に対抗するため、フェラーリの会長やCEO、取締役員が4月から年末までの報酬全額を、シニアマネジメントチームも同期間の給与の25%を寄付することで生まれたフェラーリの基金。現在は、フェラーリのオーナーらも寄付し、総額で200万ユーロへと迫る規模にまで善意の輪が広がった。
そうして集まった寄付は、まずはフェラーリの本拠地イタリア・マラネロをはじめ、フィオラノ、フォルミジネへの集中的な支援で活用されることになる。
具体的には、4~8時間の短時間でCovid-19の陽性か陰性かを検査できる血清学的分子検査機器の購入や、子どもたちがオンライン授業を受けられるようノートやタブレット端末、ポータブルモデムを小中学校へ寄付することにあてられる。
また、今回の危機的な状況下で困窮する家庭のため、食料品引換券や必需品の購入の支援にも用いられる。
基金では、今後数週間でさらなる地域を決定する予定で、フェラーリでは現在の困難かつ先が見通せない状況において、イタリアや地域を支援したいとしている。
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