アストンマーティンDB5、ボンドカーとして現代に蘇る|Aston Martin
CAR / NEWS
2020年7月7日

アストンマーティンDB5、ボンドカーとして現代に蘇る|Aston Martin

Aston Martin DB5 Goldfinger Continuation|アストンマーティン DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション

ボンドカーとして55年ぶりに蘇るアストンマーティンDB5

アストンマーティンは、映画「007」シリーズの製作会社イーオン・プロダクションズと共同で、生産終了から55年を迎えた「DB5」を25台限定で復刻することを発表。ジェームズ・ボンドの秘密兵器を忠実に再現し搭載した「DB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」として当時の製造過程を経て生産される。

Text by YANAKA Tomomi

数々の“秘密兵器”を搭載した25台の限定モデル

1963年から1965年にかけてわずか900台に満たない台数のみ生産されたDB5。一方で、1964年に公開された映画「007ゴールドフィンガー」でジェームズ・ボンドのボンドカーとして、多くの人の記憶に鮮明に焼き付けられ、今も語り継がれている。
今回そんなDB5が“ボンドカー”として25台限定で復刻。「DB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」が誕生する。アストンマーティンでは、2017年に復刻モデルの「DB4 GTコンティニュエーション」を発表しており、DB5の復刻はそれに続くモデルとなる。
「DB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」は、当時の製造工程をそのままにバッキンガムシャーにあるアストンマーティンのヘリテージ部門の本社で1台につき約4,500時間をかけて製作。同時に、映画「007」シリーズの製作を手掛けてきたイーオン・プロダクションズエクステリアと共同で開発した、かつてのボンドカーと同様の数々の“秘密兵器”も搭載される。
エクステリアには、リア・スモーク発生装置やフロントとリアの回転式トリプル・ナンバープレート、模擬のフロント・ツインマシンガンのほか、インテリアにもシフトレバーの脱出用ボタンや運転席ドアの電話など、計14ものアイテムが盛り込まれた。
パワーユニットは4.0リッター自然吸気の直列6気筒エンジンを搭載。最高出力は290bhp(294ps)を発生し、ZF社製5段MTトランスミッションを介し、後輪を駆動する。当時と同じくパワーステアリングは装備されておらず、スタビライザーを備えたストラット式フロントサスペンションやライブアスクル式リア・サスペンションなどが装備されている。
車両は公道走行用ではないとし、価格は税別で275万ポンド(約3億8000万円)。世界で25人だけが手にすることができる究極の“おもちゃ”だ。
問い合わせ先

アストンマーティン
https://www.astonmartin.com/en-us/

                      
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