ポルシェ911に5つのGTSモデルが追加｜Porsche

Porsche 911 Carrera GTS｜ポルシェ 911カレラ GTS

Porsche 911 Carrera GTS Cabriolet｜ポルシェ 911カレラ GTSカブリオレ

Porsche 911 Carrera 4 GTS｜ポルシェ 911カレラ4 GTS

Porsche 911 Carrera 4 GTS Cabriolet｜ポルシェ 911カレラ4 GTSカブリオレ

Porsche 911 Targa 4 GTS｜ポルシェ 911タルガ4 GTS

ポルシェ911に5つのGTSモデルが追加

ポルシェジャパンは新型911シリーズに「911カレラGTS」「911カレラGTSカブリオレ」「911カレラ4 GTS」「911カレラ4 GTSカブリオレ」「911タルガ4 GTS」といったGTSモデルを追加し、予約受注を開始した。

Text by YANAKA Tomomi

GTS専用にチューニングされたアクティブサスペンションマネジメントを搭載

現行911の発売から約2年半を経て、スポーティなGTSモデルが911シリーズに加わった。

パワーユニットは3リッター水平対向6気筒エンジンを搭載。最高出力は現在の911カレラSと先代の911 GTSを22kW(30ps)上回る353kW(480ps)、最大トルクも先代から20Nmアップの570Nmを発生する。

いずれのモデルもトランスミッションは8段ポルシェデュアルクラッチ（PDK）が標準だが、日本国内では「911カレラGTS」にのみ7段MTも用意。8段PDKを装備した「911カレラ4 GTSクーペ」の場合、0-100km/hは先代より0.3秒短い3.3秒を記録する。

クーペとカブリオレには、GTS専用にチューニングされたポルシェアクティブサスペンションマネジメント（PASM）を標準装備しており、10mm低く設定されたスポーツシャシーが組み合わされる。

また、ターボモデルに由来するリアステムのヘルパースプリングコンセプトにより、すべての走行条件でリバウンドに変更なくメインスプリングに張力がかけられており、「911タルガ4 GTS」にはPASMを装備した911タルガ4Sシャシーが採用された。

GTSで初めて採用されたライトウエイトデザインパッケージでは、炭素繊維強化プラスチック（CFRP）製フルバケットシートや軽量ガラスを採用し、リアシートを取り外すことなどにより最大25kgの軽量化を実現。その他のパフォーマンスの強化には、この装備パッケージに標準装備されるリアアクスルステアリングと追加のエアロダイナミクスエレメントが含まれる。

これらがドライビングダイナミクスを向上させると同時に、さらなるダウンフォースを発生させており、同時に搭載される高性能ブレーキシステムに合わせ、制動性能も強化。足元にはフロントに20インチ、リアに21インチでいずれもブラックのセンターロック式軽合金製ホイールを装着した。標準装備のスポーツエグゾーストシステムはGTS専用セットアップと一部の車内断熱材の削減により、さらにエモーショナルなサウンドを奏でるという。

エクステリアは、ブラックが対照的なボディエレメントとティテッドヘッドライトを特徴する控えめでスポーティなルックスを演出。

室内に目を向けると、こちらもGTSモデルのスポーティなディティールが盛り込まれ、GTスポーツステアリングホイールやタイヤ温度表示などを標準で装備する。シートやステアリグホイールリム、ドアハンドルなどはすべてマイクロファイバー素材のトリムでカバーされており、GTSインテリアパッケージではオプションとしてカーマインレッドまたはクレヨンのデコレーティブステッチが用意された。

改良された音声アシスタントは「ヘイ、ポルシェ」で起動。Apple CarplayとAndroid Autoにも対応する。