アメリカでも新型コロナ感染者の搬送車両の提供を開始｜Honda

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ホンダは、世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症防止に向け、アメリカでも感染者の搬送車両の提供を始めた。

Text by YANAKA Tomomi

日本ではすでに21自治体、計83台の新型コロナウイルス感染患者の搬送車両を提供してきたホンダ。新たにアメリカでも、デトロイト市へ10台納車した。

車両は北米仕様の「オデッセイ」を使用。後部座席に乗車した感染者から前方のドライバーへの感染リスクを減らすため圧力差を利用した仕立てが施されており、デトロイト市のほかにも今後ニーズの高い自治体への貸与を検討しているという。

また、人工呼吸器の基幹部品である医療用コンプレッサーの生産に対しても、ホンダの量産ノウハウを活用した生産支援も開始しており、月産1万個を目指しているとのこと。

一方、日本では、感染者の搬送車両について、東京都や埼玉県、三重県、栃木県など21自治体、計83台の納車を完了。さらにフェイスシールドの生産をものづくりセンター栃木で5月11日より開始し、自治体を通じて順次医療現場に届けていくとしている。

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