INFINITI QX56|インフィニティ QX56|インフィニティの最上級SUVがニューバージョンに
INFINITI QX56|インフィニティ QX56
インフィニティの最上級SUVがニューバージョンに
日産自動車は4月2日から開催されたニューヨークオートショーで、インフィニティブランドの最上級SUV「QX56」のニューバージョンを発表した。
文=ジラフ
ラグジュアリーなインテリアにくつろぐ、上質なSUV
インフィニティQXシリーズは2004年に誕生した、北米専用モデルで、全長5メートル超、全幅は約2メートルのフルサイズSUV。今回のフルモデルチェンジで生まれた2代目QXはさらに迫力を増し、全長5,291×全幅2,029×全高1,920mm、ホイールベース3,076mmと、初代と比べて、35mm長く、28mm幅が広がり、車高は96mm下がっている。この大型化したボディの恩恵で、3列目シートの居住性はさらに向上したという。
搭載されるエンジンは、新開発VK56VD型直噴5.6リッターV型8気筒ガソリン「VVEL」。基本的に、新型フーガとおなじユニットとなるが、チューニングをほどこすことによって、トルク重視の設定となっている。旧型のエンジンからは、パワーで25パーセント、燃費でも10パーセント以上向上しているという。トランスミッションは、7速ATが組み合わされ、駆動方式はFRと4WDが用意される。
安全面でも、ボディのロールを制御する新開発の「オールモード4×4」システムや、車線逸脱防止システムのレーンディパーチャーウォーニング、車線変更時に死角にあるクルマとの衝突を防ぐブライドスポットウォーニング、インテリジェントクルーズコントロール、ディスタンスコントロールアシスト、インテリジェントブレーキアシストなどが設定され、高級車ならではの快適性と安全性を手に入れることに成功している。
上質な居住性にくわえて、快適な機能を装備
エクステリアは、新型「パトロール」がベースとなり専用フロントマスクやテールランプが採用されインフィニティらしい仕上がり。
インテリアには、レザーやウッドがふんだんに用いられ、8インチモニター、HDDナビゲーション、BOSE製13スピーカーオーディオ、i-Podインターフェイス、Bluetoothハンズフリーフォンシステムなどを標準装備。オプションには、セミアニリンレザーシート、後席用DVDエンターテインメントシステム、デュアル7インチモニターが設定されており、さらにラグジュアリーな雰囲気を演出することも可能だ。
気になる価格は、2WDモデルで5万6700ドル(約535万円)、4WDモデルは5万9800ドル(約565万円)と旧モデルから据え置きとなっている。発売は全米で、今夏を予定している。