BMW iXシリーズにMを冠したトップモデルiX M60を導入|BMW
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2022年5月27日

BMW iXシリーズにMを冠したトップモデルiX M60を導入|BMW

BMW iX M60|ビーエムダブリュー iX M60

BMW iXシリーズにMを冠したトップモデルiX M60を導入

ビー・エム・ダブリューは、BEV「iX」のラインアップにトップモデルとなる「iX M60」を追加。販売を開始した。

Text by YANAKA Tomomi

619ps、1015Nmのハイパワーで0-100km/h加速は3.6秒を記録

BMWのSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)をベースにしたBEV「iX」のトップモデルであり、“M”を冠した「iX M60」が誕生した。
パワーユニットはMを名乗るのにふさわしいものに。前輪に最高出力190kW(258ps)、後輪に360kW(489ps)を発生するモーターを配し、システム合計で455kW(619ps)を発生。四輪で駆動する。最大トルクは1,015Nmで、車両総重量が2,875kgと3トン近いにもかかわらず、0-100km/h加速は3.8秒を記録するという。
ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池の総エネルギー量は111.5kWhで、一充電での走行距離は615kmとなる。
走行状態に合わせ、最適な車両地上高を保ち、乗り心地や敏捷性、安定性などに寄与する4輪アダプティブ・エア・サスペンションも装備。ドライバーの好みに応じ、ダンパーを固くし、車高を下げるスポーツモードをはじめ、スイッチにより、車高を20mm高くしたり、10mm低くすることも可能だ。
また前後輪統合制御ステアリング・システム「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」は、走行状況に応じて後輪を積極的に操舵させることで街中の取り回しやスポーティ走行性能を高めるとともに、旋回時の安定性を高めることで、後席の乗り心地を向上させる効果があるという。低速域においては、後輪を前輪と逆方向に最大3.2°操舵することで、車両の回頭性を高め取り回しをよくする。一方、高速域においては、後輪を前輪ど同方向に最大2°操舵することで、ワインディングでは安定したターン・インを、高速ではスムーズなレーン・チェンジを実現する。
安全装備では「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備。アクティブ・クルーズコントロールやレーン・チェンジ・ウォーニング、衝突回避・被害軽減ブレーキのほか、ペダル踏み間違い急発進抑制機能なども盛り込まれた。
車内では、冬場のエアコンなどによる大幅な電力消費を防ぐべく、新しいヒーティングコンセプトとなるヒート・コンフォート・パッケージを標準で装備。シートやステアリングヒーターに加え、センターコンソールやドアパネル、ダッシュボード下部の表面が加熱される表面加熱技術により、車内を快適な温度にする。
このほかにも車載通信モジュールを搭載した「BMWコネクテッド・ドライブ」やAI技術を活用し、音声で機能を作動させる「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」、さらにはAmazonが提供するクラウドベースの音声サービス「アマゾン・アレクサ」も搭載された。
「iX M60」の価格は1740万円となる。

BMW iX M60|ビーエムダブリュー iX M60

  • ボディサイズ|全長4,955×全幅1,965×全高1,695mm
  • ホイールベース|3,000mm
  • 車両総重量|2,875kg
  • 最高出力|455kW(619ps)
  • 最大トルク|1,015Nm
  • リチウムイオン電池容量|60.6Ah
  • 総エネルギー量|111.5kWh
  • 一充電走行距離|615km
  • 価格|1,740万円
問い合わせ先

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Tel.0120-269-437(平日9:00-19:00、土日祝9:00-18:00)
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