ピレリ、BMWサプライヤー・イノベーション・アワードを受賞|PIRELLI
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2014年12月16日

ピレリ、BMWサプライヤー・イノベーション・アワードを受賞|PIRELLI

PIRELLI│ピレリ

ピレリ、革新的な技術でBMWサプライヤー・イノベーション・アワードを受賞

イタリアのタイヤメーカー、ピレリが「BMWサプライヤー・イノベーション・アワード」を受賞。“クオリティカテゴリー”において、もっとも革新的なサプライヤーとして評価を受けた。

Text by YANAKA Tomomi

BMWのエンジニアとともにランフラットタイヤを開発

今シーズンもF1すべてのマシンにタイヤを供給するなど、モータースポーツの世界でも存在感を見せるピレリ。一般車でも、BMWが販売するほとんどのモデルにくわえ、「クロスオーバー」や「ペースマン」などのMINIにもピレリのタイヤが装着されている。

「BMWサプライヤー・イノベーション・アワード」は、BMWがその年にもっとも革新的と評価したサプライヤーを表彰する特別な式典だが、今年は“クオリティカテゴリー”においてピレリが受賞。タイヤの品質を決定付ける“加硫工程”、すなわちタイヤの材質に熱をくわえて物性を確定させるタイヤ製造における最終工程での技術、「Real Dynamic Curing」が高く評価された。

この技術は感熱センサーを活用して、各タイヤに最適なレベルの加硫条件を適用させるもので、現在、ピレリのすべての工場で採用されている。

ピレリはヨーロッパはもちろん、ブラジルや中国、アメリカなど、プレミアムカーやトップレンジのクルマが積極的に販売されている地域に自社の研究センターや工場をもち、世界中のBMWの各モデルに完璧に対応するタイヤの開発を展開。製品の総出荷量の観点からもBMWのキーサプライヤーとして、その存在感を放っている。

特にピレリとBMWとの絆の深さを示すのが、各モデル用に特化して設計されたBMW専用のランフラットタイヤ。BMWでは、安全性や操縦性の高いタイヤを独自で認証しており、タイヤのサイドウォールに施された星型のマーキングが承認の証として知られている。ピレリでは、BMW/MINIのエンジニアと共同で開発をおこない、BMWのクルマに装着される16~21インチのサイズにおいて200以上の承認を受けているという。

このように、ともに品質の高いタイヤを追い求めてきた両社の関係の結晶ともいえる今回の受賞。この受賞をきっかけに、さらに革新的なタイヤの開発が期待される。

ピレリタイヤ

http://www.pirelli.com

           
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