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2015年4月13日
フォルクスワーゲン E-UP!|ゼロエミッションのシティコミューター
Volkswagen E-UP!|フォルクスワーゲン E-UP!
ゼロエミッションのシティコミューター
フォルクスワーゲンはフランクフルトショーにおいて、電気自動車のコンセプトカーとなる「E-UP!」をワールドプレミアした。
文=ジラフ
航続距離は130km、最高速度は135km/h
2013年の発売が想定されるこの「E-UP!」は、全長3190×全幅1640×全高1470mm、ホイールベーは2190mmというボディのなかに、大人3人+子ども1人が乗れるスペースを確保したもので、走行中には一切、排気ガスを出さない完全な電気自動車として誕生した。
バッテリーにはリチウムイオン電池を採用し、航続距離は130km、最高速度は135km/hを実現。家庭用の230V電源を使うと、5時間でフル充電が可能。急速充電器なら、1時間で約80%の充電ができるという。
搭載されるモーターは最高出力60kW、最大トルク21.4kgmというもの。街乗りであれば、必要にして十分なパワーを発揮する。
発売は2013年ごろ
「電気自動車は、一般ユーザーの手の届く範囲の価格、そして実用性を備えていなければならない」、そして「中長距離の移動は、しばらくは既存のTDI(ディーゼル)やTSI(ガソリン)の技術で対応するが、短距離の移動については電気自動車もひとつの手段である」とはフォルクスワーゲンAGのマルティン・ヴィンターコルン会長のコメント。
まさにこの「E-UP!」は、シティコミューターとして誕生したコンセプトカーなのだ。またこの公開と同時に、「E-UP!」のトランクルームに収納可能な、街乗り用マイクロモビリティ「キックステップ(キックボード)」を発表。往年のホンダ・シティとモトコンポの関係を連想するひとも少なくないはずだ。
発売は2013年ごろが想定される。