グランツーリスモのバーチャルレーシングカーがリアルに──マクラーレン、限定25台のサーキット専用モデル「Solus GT」を発表|McLaren
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2022年8月24日

グランツーリスモのバーチャルレーシングカーがリアルに──マクラーレン、限定25台のサーキット専用モデル「Solus GT」を発表|McLaren

McLaren Solus GT|マクラーレン ソーラスGT

マクラーレン、バーチャルレーシングカーを現実にした「Solus GT」を発表

マクラーレンは8月22日、ゲームソフト「グランツーリスモSPORT」に登場する未来的コンセプトカーを現実のものとしたサーキット専用モデル「Solus GT」を、カリフォルニアで開催中のモントレー・カーウィークで発表した。

Text by HARA Akira

最高回転数10,000rpmを超える5.2リッター自然吸気エンジンを搭載

モータースポーツの最高峰への参戦と、スーパーカーやハイパーカーの開発まで、マクラーレンが培ってきたテクノロジーを活用して現実化したSolus GT。エクステリアの特徴は、シングルシートを中央に配したコックピットデザインと、ジェット戦闘機を思わせるスライド式キャノピーだ。
タイヤは空力的な形状のポッドで覆われ、巨大なフロントスプリッターで取り込んだ空気は、グランドエフェクトトンネルを通してフルワイドのディフュザーから排出。サイドポッドにラジエーターを内蔵したのは、レーシングカーがインスピレーションになっている。車重は1,000kg以下で、発生するダウンフォースは1,200kg以上という。
インテリアは、F1マシンをイメージした狭いシングルシーターに、ディスプレイと基本的な操作系が一体化されたステアリングを採用。ドライビングシートは固定式で、オーナーの個々の体型に合わせて型取りする「シートフィッティング」を行う他、FIA認可のレーシングスーツやヘルメット、HANSを特注し、無線通信が可能なイヤーピースまで用意する。また、ドライバー育成指導プログラムが付属し、サーキット専用ハイパーカーをオーナーがフル活用できるような支援が行われる。
搭載する5.2リッター自然吸気エンジンは、最高出力840ps、最大トルク650Nmを発生し、少数生産の削り出しコンポーネントを使用することで最高回転数は10,000rpmを超える。レース生まれの7速シーケンシャルギアボックスを採用し、0-100km/h加速は2.5秒を目標タイムとし、最高速度は200mph(320km/h)を超えるという。
25台の限定生産で、すでに完売しているとのこと。現在はサーキットでテスト走行を行う段階に入っており、デリバリーは2023年から開始される予定だ。
問い合わせ先

マクラーレン オートモーティブ
https://cars.mclaren.com/jp-ja

                      
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