BEVモデルも登場──シトロエン、ハッチバックモデルの新型C4を発表｜Citroën

Citroen C4｜シトロエン C4

Citroen E-C4 ELECTRIC｜シトロエン E-C4 エレクトリック

ハッチバックモデルの新型C4を発表

グループPSAジャパンは、シトロエンの新型「C4」と、日本ではシトロエン初のBEV「E-C4エレクトリック」を発表。2022年1月22日（土）から販売開始する。

Text by YANAKA Tomomi

日本ではシトロエン初のBEVモデルもラインアップ

1928年に登場したC4に端を発する伝統の名前を冠した、シトロエンのCセグメントハッチバックが復活した。エクステリアは、ハッチバックでありながら、SUV的な力強さと個性をプラスしており、2016年のパリモーターショーでワールドプレミアされた「Cエクスペリエンス」からインスパイアされた。アイコンのダブルシェブロンから続く大胆なデザインのフロントに加え、大径ホイールと地上高がもたらす高めのアイポイント、シトロエンの名車「GS」をも彷彿とさせるクーペのようななだらかに傾斜するルーフライがポイントとなる。

BEVモデルも登場──シトロエン、ハッチバックモデルの新型C4を発表｜Citroën

室内に目を移すと、シートは「C5エアクロスSUV」で初導入され、「C3」などにも展開されている、シート生地裏のフォームに厚みを持たせ、疲労につながる車体の微振動をシートが吸収するというアドバンストコンフォートシートを全車に採用した。

後列はクーペのような流れるルーフラインでありながら、ライニング形状を最適化。ヘッドクリアランスを確保し、大人4人が快適に過ごすことができるとシトロエンでは謳う。

パワートレインは、ガソリン、ディーゼルモデルに加え、日本におけるシトロエン初となるBEVもラインアップ。シトロエンでは、異なるパワートレインでありながらも同一トリムとすることで、乗り味や機能、装備、スペースなど自動車としての基本を同等とし、ユーザーのライフスタイルや使用状況、好みなどに応じて自由に選べるようにしたという。

そのため、どのパワートレインにも対応する最新世代のコンパクトプラットフォーム「CMP」をロングホイールベース化したものが用いられた。

BEVのパワーユニットは、最高出力100kW(136ps)、最大トルク260Nmのモーターと50kWのリチウムイオンバッテリーパックを搭載し、航続距離はWLTCモードで405kmを記録。ドライブモードもスポーツモードやノーマルモード、エコモードが用意され、ブレーキもエネルギー回生の強度が異なる2つのモードから選択可能だ。

バッテリーは1個当たり約13.1kgのモジュールを18個組み合わせ、総体積約220リッター、重量約350kgのバッテリーパックをフロントやリアシートの座面下などにH型に配置。内燃機関モデルと変わらない室内容量とスペースが確保された。