日本が世界に誇るロングセラーモデル、トヨタ「カローラ」がフルモデルチェンジ|Toyota
CAR / NEWS
2019年9月19日

日本が世界に誇るロングセラーモデル、トヨタ「カローラ」がフルモデルチェンジ|Toyota

Toyota Corolla|トヨタ カローラ

Toyota Corolla Touring|トヨタ カローラツーリング

Toyota Corolla Sports|トヨタ カローラスポーツ

トヨタ「カローラ」がフルモデルチェンジ ハッチバックも改良

トヨタ自動車は9月17日、主力車種の「カローラ」(セダン)、「カローラ ツーリング」(ワゴン)のフルモデルチェンジを発表。先行販売していた「カローラ スポーツ」(ハッチバック)も一部改良し、同日から販売を開始した。

Text by HARA Akira

日本専用のTNGAプラットフォーム採用

トヨタ「カローラ」は1966年のデビュー以来、世界150以上の国と地域で販売され、累計台数が4,750万台を超えるロングセラーモデル。昨年6月には、12代目カローラとしてフルモデルチェンジしたハッチバックの「カローラ スポーツ」がデビューしており、今回「カローラ」(セダン)、「カローラ ツーリング」(ワゴン)が投入されたことで、新世代カローラのラインナップが完成したことになる。採用するプラットフォームはグローバルで共通のTNGAとするものの、ボディサイズを日本の環境に合わせた国内専用設計としたのが新型2モデルの特徴となっている。
また、TNGAプラットフォームの活用は、低重心でスポーティなスタイリングや、走る楽しさと取り回しの良さの両立にも寄与しているという。安全性能の強化やコネクティッドサービスの充実も、新型カローラーのセリングポイントとなっている。
新型カローラのボディサイズは、全長4,495×全幅1,745×全高1,435mm、ホイールベース2,640mmで、ツーリングは全高が1,460mm。従来モデル/海外現行モデルとのサイズの差は、カローラでは全長+95mm/-135mm、全幅+50mm/-35mm、全高-25mm/0mm、ホイールベース+40mm/-60mm。ツーリングでは全長+85mm/-155mm、全幅+50mm/-45mm、全高-50mm/0mm、ホイールベース+40mm/-60mm。グローバルモデルに比べて全長、全幅、ホイールベースを縮小しつつ、先代モデルより拡大していることが分かる。
また、ドアミラーの取り付け位置やドア開口角度を工夫することで、ミラー格納時の車幅やドア開け幅を従来型と同等にしたり、最小回転半径を従来型と同じ5.0メートルにするなど、専用ボディによる日本の道路環境での取り回しの良さは十分に配慮されているようだ。
エクステリアは、ラウンドを強めた一文字形状のLEDヘッドランプや大型台形のロア グリル フレームとメッシュ グリル、ツーリングの伸びやかなグラフィックを持つサイドビューなど、低重心かつスポーティでワイドなシルエットを実現。一方のインテリアは、インストルネント パネルを薄型・ワイド化することで開放感を演出するとともに、部品の合わせや形状、質感を統一し、上質感を表現したという。またAピラーを細くすることで視界の良さも確保した。
ツーリングでは荷室床面の高さを2段階で調節できるリバーシブル デッキボードを設定し、長い荷物や背の高い荷物に対応。デッキボードの裏面を樹脂製とすることでタフユースにも対応できるなど、ワゴンとしての実用性を高めている。
パワートレーンは3つで、2ZR-FXE型1.8リッター エンジンを採用するリダクション機構付きTHS II ハイブリッドシステム(電気式無段変速)、8NR-FTS型1.2リッター直噴ターボ エンジン(スーパーCVT-i 10段スポーツシーケンシャル シフトマチックまたは6段マニュアル)、2ZR-FAE型1.8リッターエンジン(スーパーCVT-i 7段スポーツシーケンシャル シフトマチック)。ハイブリッドモデルではE-Fourの電気式4WDモデルも選択できる。
WLTCモードの燃費は、セダン、ワゴンともハイブリッド車が29.0km/ℓ、1.2リッターターボが15.8km/ℓ、1.8リッターガソリンが14.6km/ℓ。サスペンションは、フロントにマクファーソン ストラット式、リアはダブルウィッシュボーン式を採用し、旋回時の安心感や路面をつかむ安定した走りを追求。いつまでも乗っていたくなるような走る喜びが体験できるという。
予防安全面では、自転車や夜間の歩行者検知が可能な最新の「Toyota Safety Sence」を標準装備。コネクティッド面では、国内トヨタ ブランドしては初のディスプレイ オーディオ(DA)を全車標準装備し、スマートフォンと連携して日常利用している地図アプリや音楽などをディスプレイで操作できるようになった。
価格は、カローラが、ハイブリッドモデル240万3,500円〜294万8,000円、1.2リッターターボが240万9,000円、1.8リッターガソリンが193万6,000円〜231万5,500円、カローラ ツーリングはハイブリッド248万500円〜299万7,500円、1.2リッター245万8,500円、1.8リッター201万3,000円〜236万5,000円、カローラスポーツはハイブリッドモデル248万8,200円〜282万4,800円、1.2ターボが216万9,200円〜274万7,800円となっている。
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