マクラーレンのサーキット専用モデル、P1 GTRが登場|McLaren
McLaren P1 GTR|マクラーレン P1 GTR
McLaren 650S Sprinter|マクラーレン 650S スプリント
MSO P1|MSO P1
MSO 650S Spider|MSO 650S スパイダー
サーキット専用のP1 GTRやビスポークモデルを公開
マクラーレンは、今週末に開催される自動車イベント「ペブルビーチ コンクール デレガンス」において、「P1」をベースに製作したサーキット専用モデル「P1 GTR」のコンセプトをはじめ、おなじくサーキット専用の「650S Sprint」や、マクラーレンのビスポーク部門が手掛けた「P1」「650Sスパイダー」の限定モデル発表する。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
今年の夏、攻めるマクラーレン
8月15日よりアメリカ西海岸で開催されるペブルビーチ コンクール デレガンスに、マクラーレンは2013年のジュネーブモーターショーでデビューを飾ったスーパーカー「P1」をベースにした、サーキット専用のレーシングマシン「P1 GTR デザインコンセプト」を出展する。
P1 GTRは、P1のオーナーからのリクエストをもとに開発された特別なモデルであり、ドライビングイベント、トレーニング、そして車両サポートをふくめた包括的なかたちで、P1オーナーのみに案内される。
その生産が開始されるのは、現在、375台限定で製造が進められているP1のラインオフと同時に開始され、これは奇しくも1995年にマクラーレン「F1 GTR」がル・マン24時間耐久レースで優勝を飾ってから20年という節目の時でもある、2015年6月になる予定だという。
マクラーレンはこのほかにも、トラック専用エディション「650S スプリント」を同時に発表する予定だ。これは、「650S クーペ」をベースに、ブレーキの強化をはじめ、サーキット走行にあわせたプロアクティブシャシーコントロール(PCC)の最適化、センターロッキングの19インチホイール、FIA承認のロールケージ、HANS認定のレーシングシート、内蔵型消火器など、レース活動に必要な装備が用意される。
またオプションとして、カーボン製のリアウィングやフロントスプリッター、ポリカーボネート製ウィンドスクリーン、6点式助手席シートベルトなど、サーキット走行に特化したパーツもラインナップされている。価格は、19万8,000ユーロと発表された。
今年のペブルビーチではさらに、マクラーレンのビスポーク部門「マクラーレン スペシャル オペレーションズ(MSO)」を通じて製作されたP1と、「650S スパイダー」をベースに内外装に特別な素材やカラーリングを施した「MSO 650S Spider」も出展される。