シトロエンDS3がアップデート|Citroen
Citroen DS3|シトロエン DS3
Citroen DS3 Cabrio|シトロエン DS3 カブリオ
シトロエンDS3がアップデート
シトロエンは、DSラインのコンパクトモデル「DS3」と、そのオープン版「DS3 カブリオ」に、新型ヘッドライトや最新の安全装備を採用するアップデートを施してフランス本国で発売した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
あたらしいヘッドライトや最新の安全装備を採用
シトロエンのラインナップのなかでも、フランス発ブランドを意識させ、シックな装いをまとうDSライン。DS3はその一番手として発表されたDS3は、すでに30万台が世界中で販売され、購入者のうち66パーセントがあたらしい顧客だという。現在は「DS4」「DS5」がくわわり、エントリーを担う「DS3」とオープンモデル「DS3 カブリオ」とで、全4モデルがラインナップされる。
今回、アップデートがほどこされたのは、「DS3」と「DS3 カブリオ」の2台。目立つ変更点は、キセノンと3つのLEDユニットを組み合わせたヘッドライトと、周囲をとりかこむインジケーターランプのデザイン。これまでにない印象を与えるとともに、ハロゲンライトとくらべロービーム時で35パーセント、ハイビームでは75パーセントも電力消費量を減らし燃費向上に貢献。寿命も20倍長く、環境への負荷低減に役立つとしている。
リアには、奥行きがあるように見える、3Dコンビネーションライトが引きつづき採用され、DSらしさを強調する。
パワートレーンでは、ピュアテック仕様の“e-VTi 82”ガソリンエンジンに5段シングルクラッチ“ETG5”を組み合わせたモデルを設定。EUの計測値で4.1ℓ/100km(およそ24.4km/ℓ)を超える燃費と、95g/kmという低CO2排出量を誇る。また、100kmあたり3.0ℓ(およそ33.3km/ℓ)の省燃費と、SCR(排出ガス浄化技術)をもちいてCO2排出量を79g/kmに抑えた、環境負荷の低いディーゼルエンジンBlueHDi 100、およびその高出力版BlueHDi 120を採用した。
また、シトロエン初となる緊急自動ブレーキ装置、アクティブ シティ ブレーキも採用された。速度が30km/h以下であれば、前走車あるいは停止している車両に接近しすぎると自動的にブレーキがはたらき、衝突を回避もしくは衝突時の衝撃を低減させるというもの。
あわせて、あらたなるパーソナライゼーションプログラムとして“Irresistible Paris”を導入。魅惑的なパリ、というその名のとおり、エッフェル塔や凱旋門をはじめとしたパリの名所がシルエットとして、リアクォーターウィンドウやダッシュボードにプリントされる。このほか、あたらしいボディカラーやホイールの意匠も用意された。