ラ フェラーリをアート作品として展示|Ferrari
Ferrari LaFerrari|フェラーリ ラ フェラーリ
ラ フェラーリをアート作品として展示
フェラーリは、世界最大規模の現代アートフェアであるスイスの「アート・バーゼル」のアメリカ版「アート・バーゼル・マイアミ」にて、エキシビションを後援。最新モデル「ラ フェラーリ」を、作品のひとつとして披露した。
Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)
偉大な現代美術作品の仲間入り
「アート・バーゼル」はスイス北西部の都市バーゼルで、毎年6月に開催される世界最大規模の現代アートフェア。現在では5月に香港、12月にマイアミビーチ(アメリカ)でも開催されており、ヨーロッパ、アジア、アメリカにまたがる世界規模のアートフェアに成長している。フェラーリは今年開催された「アート・バーゼル・マイアミ」にて、「Piston Head: Artists Engage the Automobile(ピストンヘッド:自動車に魅せられたアーティストたち)」と銘打たれたエキシビションの、後援をおこなった。
世界的な建築家で、北京オリンピックメインスタジアムや、プラダ青山店を設計したことでも知られる、ヘルツォーク&ド・ムーロンのスタジオの最上階が、会場の一つとしてオープンパーキングへと変化。そこには、現代美術を牽引するダミアン・ハースト、キース・ヘリング、セザール、ケニー・シャーフをはじめとする、偉大なモダン&コンテンポラリーアーティストたちが制作した「クルマ」をテーマとしたアート作品が展示された。
そんな名だたるアーティストたちの作品が展示される会場に、フェラーリは、先日よりオーナーの元へ納車がはじまったばかりの「ラ フェラーリ」を、アート作品として展示した。「エンツォ フェラーリ」以来、じつに11年ぶりの登場となったスペチアーレ(特別生産モデル)だ。システム最高出力963ps、6.3リッターV12エンジンに、フェラーリ史上初のハイブリッドシステムを組み合わせ、モノコックにはカーボンファイバーを採用。偉大な現代美術作品の仲間入りしたラ フェラーリは、来場したアートファンやクルマファンたちの注目の的となった。