シトロエン C4 グランド ピカソ 発表|Citroen
CAR / NEWS
2015年1月22日

シトロエン C4 グランド ピカソ 発表|Citroen

Citroen Grand C4 Picasso|シトロエン グランド C4 ピカソ

C4 グランド ピカソ 発表

モデルチェンジを果たした、シトロエン「C4 ピカソ」の7人乗りのバージョン、「グランド C4 ピカソ」の詳細をついにシトロエンが公開した。先代モデルでは、この「グランド C4 ピカソ」こそが日本における「C4 ピカソ」だったことから、日本での展開も気になる一台だ。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

全方位進化

シトロエン C4 ピカソの7人乗りモデルとなるグランド C4 ピカソが発表となった。

この、新型グランド C4 ピカソは、すでに発表されている5人乗りモデル同様、EMP2(エフィシエント モジュラー プラットフォーム 2)とよばれる新世代プラットフォームを採用することで、軽量化と実用性の向上を達成した。

ボディサイズは、全長4.59×全幅1.83×全高1.63メートルで、全長こそ、先代とおなじだが、フロントオーバーハングの短縮でホイールベースが2.84メートルと、先代よりも11cm拡大している。結果、室内は、7人乗りを前提として、それぞれ独立した後席で、ニールームが最大で2列目が217mm、3列目が108mmと広く、また、トレッド幅が広がったこともあり、トランク容量も先代から69リットル拡大して、645リットルとなった。2列目シートを一番前にセットすれば、700リットル以上の容量になるとされる。横幅は一番狭い場所でも1.17メートルだ。

Citroen Grand C4 Picasso|シトロエン グランド C4 ピカソ

Citroen Grand C4 Picasso|シトロエン グランド C4 ピカソ

搭載エンジンは、ユーロ6対応のディーゼルエンジンが発表されており、トップグレードのBlueHDi 150エンジンは、その名の通り、最高出力150bpsを発生しながらも110g/kmのCO2排出量という環境性能をほこる。さらに、このエンジンには、6段オートマチックを組みあわせることができる。欧州で中核を担うであろうe-HDi115エンジンはCO2排出量104g/km、燃費は4ℓ/100km、e-HDi 90 “エアドリーム”エンジンの場合は、98g/kmのCO2排出量と3.8ℓ/100kmの燃費を6段マニュアルトランスミッションの場合は記録する。こちらのエンジンにはトランスミッションに6段クラッチレスマニュアル(ETG6)も用意される。このボディサイズで100g/kmを切るCO2排出量は特筆すべき環境性能の高さである。

外観、内装、装備などは、5人乗りのC4 ピカソと基本的にはおなじ。外観上もっともちがうのは、Aピラーから車両後端までつづくルーフアーチだ。

ボディカラーは全8色、タイヤは16、17、18インチのアロイホイールが用意される。

インテリアでは、フロントに12インチのディスプレイと、7インチのタッチパッドを装備。4つの車外カメラをつかったバードビュー視点の「360 Vision」システム、パークアシスト機能などは、C4 ピカソ同様だ。

5.7平方メートルの広大なグラスルーフと、3列目シート用にもエアコンの吹き出し口が設置されているのはグランド C4 ピカソならでは。

また、マッサージシートと、足をのばせるリラックスシートを前席に、全席にネックサポートを追加するヘッドレストを設定する「ラウンジパック」、フロントシートのうしろにスクリーンを設置して、手持ちの動画をたのしめる、2列目シートの乗員用の「メディアパック」は、こういったクルマでは嬉しいオプションだろう。

Citroen Grand C4 Picasso|シトロエン グランド C4 ピカソ

運転支援、安全装備では、アクティブクルーズコントロール、衝突警告機能、危険がせまった場合にフロントのシートベルトを巻き上げて、乗員を保護するアクティブシートベルトを装備。アクティブシートベルトは、レーン逸脱時に振動して警告する機能ももつ。後方の死角にいるクルマを知らせるブラインドスポットモニターは、12km/hから140km/hまで作動する。

C4 ピカソはすでにフランスで発売されているが、日本のファンが待つのはやはりこのC4 グランド ピカソだろう。日本展開が期待されるモデルだ。

           
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