マセラティ グラントゥーリズモ スポーツを発売|Maserati
Maserati GranTourismo Sport|
マセラティ グラントゥーリズモ スポーツ
マセラティ グラントゥーリズモ スポーツが日本発売
ジュネーブ国際モーターショー 2012で発表となったマセラティ
史上最速のロードカーとなる4シータースポーツ、 「グラントゥーリズモ スポーツ」が日本に上陸。販売を開始した。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)
最高速度300km/h!マセラティ最速のロードスポーツ
今年3月の「ジュネーブ国際モーターショー 2012」で発表された、ラグジュアリーGTスポーツ、マセラティ「グラントゥーリズモ スポーツ」が日本で発売となった。
フロント部に最高出力460ps、最大トルク520Nmを発生する4.7リッターV型8気筒エンジンを搭載。これに組みあわされるトランスミッションは2種類で、これがそのまま展開グレードの数になる。ZF製の6段オートマチックトランスミッションを搭載するモデルでは、0-100km/h加速4.8秒、最高速度は298km/h。いっぽうの乾式ツインプレートクラッチを採用した6段セミオートマチックトランスミッション「MCシフト」を搭載するモデルでは、100km/h加速を4.7秒でこなし、最高速度は現在のマセラティのロードカーとしては最速となる300km/hに達する。
サスペンションにはスポーツ性能を維持しつつ、快適性を向上させるという「スポーツ スカイフック システム」を採用する。
足もとは20インチのアルミニウム製ホイールにフロント265幅、リヤ285幅のタイヤを履き、その奥にはスリット入りのドリルドブレーキローターが収まる。ブレーキキャリパーはブレンボ社製でフロント6ピストン、リヤ4ピストンとなる。いずれも対向ポッドキャリパーだ。
インテリアに目を向けると、完全新設計となった新形状のスポーツシートが目をひく。サポート性をそこなうことなく、長距離乗っても疲れにくい快適なものだという。また、フロントシートのリヤシェルに新構造を導入し、リアシートのスペースは従来よりも20ミリ拡大されている。
ダッシュボードまわりも「グリジオ・ダーク・クローム」と呼ばれる仕上げがなされ、レザーシートはイタリアのインテリアブランドである「ポルトローナ・フラウ」の手によるもの。レーシングモデル「トロフェオ」を参考にしたステアリングコラムの「トロフェオデザイン・シフトパドル」や人間工学に基づいて設計された新開発のステアリングホイールも装着される。
価格は、ZF製6段オートマチックトランスミッション搭載車が1,750万円。6段セミオートマチックである「MCシフト」搭載車が1,800万円となっている。
Maserati GuranTourismo Sport |
マセラティ グラントゥーリズモ スポーツ
ボディサイズ|全長4,885×全幅1,915×全高1,355 mm
ホイールベース|2,940 mm
重量|1,955 kg
エンジン|4,691 cc V型8気筒 DOHC
最高出力| 338 kW(460 ps)/ 7,000 rpm
最大トルク|520 Nm(53.0 kgm)/ 4,750 rpm
トランスミッション|ZF製6段オートマチック/6段電子制御セミオートマチック
駆動方式|FR
タイヤ前/後|245/35ZR20 / 285/35ZR20)
車両価格
ZF製6段オートマチック|1,750万円
6段電子制御セミオートマチック|1,800万円