リーフが初のフルモデルチェンジ|Nissan
Nissan Leaf|日産 リーフ
リーフが初のフルモデルチェンジ
日産自動車は9月6日(水)、電気自動車「リーフ」をフルモデルチェンジし、2代目へと進化した新型を発表した。10月2日(月)より日本で先行発売される。
Text by YANAKA Tomomi
航続距離が伸び、自動運転技術も搭載
2010年末に発売された「リーフ」が初のフルモデルチェンジを迎えた。新型では、デザインが刷新されるとともに、航続距離が伸び、自動運転技術が盛り込まれているのが特徴だ。
従来型では、1回の充電で280km走行することができたが、今回のフルモデルチェンジでは、JC08モードにおいて400kmの航続距離を実現。搭載されているリチウムイオンバッテリーも30kWhから40kWhへと増大した。
パワートレインも刷新され、最高出力110kW、最大トルク320Nmを発生する新型の「eパワートレイン」を採用。またアクセルペダルの操作だけで発進や減速、停止までをコントロールする「e-Pedal(eペダル)」が搭載されており、アクセルペダルから足を離すと回生ブレーキと通常ブレーキ双方を自動的に制御し、停止させることができるという。
これまでも自動ブレーキや車線逸脱を警告する装備が全車標準で備わっていたリーフだが、新型ではさらにパーキングでステアリングやアクセル、ブレーキ、ギアチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で行う「プロパイロットパーキング」を搭載。車庫入れや縦列駐車が安全にできるようになったという。自動運転技術ではこのほかにも、高速道路の単一車線での自動運転技術「プロパイロット」なども盛り込まれた。
Nissan Leaf|日産 リーフ
リーフが初のフルモデルチェンジ (2)
外観も一新
デザインも刷新された。日産が、低重心でなめらかなデザインと謳う新型は、ボディの空気抵抗係数も0.28を実現。クリアブルーのフラッシュサーフェイスグリルやリアバンパーのブルーモルディングなど細部のデザイン処理でEVらしさを表現しているという。
インテリアでは、外観と同様にEVらしさを表現するためブルーステッチが施されたほか、メーター内には7インチのフルカラーディスプレイを装備。ディスプレイ画面には、セーフティシールドの作動状況やモーターの出力、回生状況、オーディオ、ナビゲーションシステムの情報など、主要機能が表示される。
バッテリー容量が拡大したにもかかわらず、荷室容量は先代から65リッター増の435リッターを確保。実用上で大切な有効フロア幅も309mm拡大し1,009mmを実現しており、9.5インチのゴルフバッグは2個、スーツケースも2~3個を収納できるようになった。
日本での発売は10月2日(月)から。以降、米国やカナダ、欧州では来年1月からデリバリーを開始する予定だ。
価格はエントリーグレードのSが315万360円、Xが351万3,240円、最上級グレードのGは399万600円となる。
Nissan Leaf|日産 リーフ
ボディサイズ|全長 4,480 × 全幅 1,790 × 全高 1,540 mm
ホイールベース|2,700 mm
トレッド前/後|1,540/1,555 mm
車両重量|1,490-1,520 kg
電気モーター|EM57
最高出力|110 kW(150 ps)/3,283-9,795 rpm
最大トルク|320 Nm(32.6 kgm)/0-3,283 rpm
駆動方式|FF
空気抵抗(Cd値)|0.28
バッテリー|リチウムイオン
バッテリー用量|40 kWh
航続距離(JC08モード)|400 km
充電時間(普通充電)|16時間(3kW)/8時間(6kW)
急速充電で80%まで充電するのにかかる時間|40分
定員|5人
最低地上高|150mm
荷室容量|435 リッター
価格|315万360円-399万600円
日産お客さま相談室
0120-315-232(9:00-17:00、12/31-1/2を除く)