初代ジャガー「Eタイプ」が半世紀の時を越え完全レストア|Jaguar
Jaguar E-Type Reborn|ジャガー Eタイプ リボーン
初代ジャガー「Eタイプ」が半世紀の時を越え完全レストア
ジャガー・ランドローバーが1960年代製造のジャガー「Eタイプ」を完全レストア。4月9日(日)までドイツ・エッセンで開かれていた世界最大のクラシックカーショー『テクノ・クラシカ・エッセン2017』で「Eタイプ リボーン」として世界初披露された。今後10台のみがジャガー・クラシックの技術者の手により修復され、販売されるという。
Text by YANAKA Tomomi
価格は28万5,000ポンド(約3,933万円)から
ジャガー初となる専門技術者がパーツを調達し、全面的にレストアする「リボーン」シリーズとして発表された「Eタイプ リボーン」。ジャガー・ランドローバーではすでに今年2月、1978年製の「レンジローバー」をよみがえらせ、「リボーン」シリーズの第一弾として発表している。
Eタイプ リボーンのベースとなったEタイプは、1961年に発表。ジェット機から着想を得たというボディラインが特徴となり、最高速度約240km/hを記録。誕生から半世紀以上を経てもクラシックのロードカーとして高い人気を誇る。パワーユニットは、3.8リッターエンジンもしくは4.2リッターの直列6気筒ガソリンエンジンで、4段マニュアルトランスミッションが組み合わされる。
Eタイプ リボーンは1961-1968年に製造された初代「シリーズ1 Eタイプ」から厳選された10台を使用。今回『テクノ・クラシカ・エッセン2017』に展示された車両「オパレセント ガンメタル グレー シリーズ1 4.2フィックスヘッドクーペ」は、1965年に米国に輸出された後、1983年に保管されるまで7万8,000マイルを走行したという。
レストアを行うのは経験豊富かつ、熟練の技をもつジャガー・クラシックのエンジニア。1960年代当時のオリジナル仕様に従うと同時に、ジャガー・クラシックパーツのみを使用して完全なレストアを施した。
また購入者の要望に応じて冷却装置やオールシンクロメッシュのギアボックスなど、初代後期に設定されていたものを装着するアップグレードもオプションで可能という。
価格は28万5,000ポンド(約3,933万円)からで、仕様によって価格が異なる。
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