CAR /
MOTOR SHOW
2014年12月4日
往年のアメリカンクーペがハイブリッドになって復活 |Buick
Buick Riviera Concept|ビュイック リビエラ コンセプト
ビュイックの名車復活なるか?
リビエラ コンセプトが上海に登場
かつてアメリカで人気を博したクーペモデルが、上海モーターショーで、コンセプトカーとして14年ぶりとなる復活を果たした。中国向けに生産されるアメリカ車は山崎元裕氏の目にどのように映ったのだろうか?
Text by YAMAZAKI Motohiro
名車の名を冠するプラグインハイブリッド
今回のオート上海では、ひさびさに懐かしいネーミングを耳にした。それはビュイック「リビエラ」。
アメリカ車の歴史に詳しい人ならば、それが1963年モデルから1999年モデルまで、途中モデルチェンジによって生産が中止された年もあったものの、つねにアメリカの高級パーソナルクーペ市場をリードしつづけたモデルであることは周知のとおりだろう。
上海で世界初公開された「リビエラ コンセプト」は、水の流れをテーマにスタイリングされた、新世代のビュイック製パーソナルクーペを示唆するモデルで、若者を中心に、プレミアム性の高いクーペに注目が集まる、中国市場を意識したもの。
開発は中国サイドでおこなわれている。仮にこのコンセプトカーをベースに、プロダクションモデルが誕生するとなれば、それはもちろんGMと上海汽車による合弁会社、上海GMから発表されることになるとも想像できる。
リビエラ コンセプトは、しかしながら世界の市場、すなわちアメリカやヨーロッパにたいしても、十分な魅力を伝えるコンセプトカーだった。それはダイナミックで、かつ洗練されたエクステリアデザインだけではない。パワーユニットはプラグイン型のハイブリッドとのみ発表されており、非接触型の充電システムが採用されているという。
はたしてリビエラの復活は現実のものとなるのか。個人的にはこの中国発のあらたなプランが、世界へと広がることを期待したいところなのだが。