RCZがマイナーチェンジ、ハイパワー版のRCZ Rも登場|Peugeot
Peugeot RCZ|プジョー RCZ
Peugeot RCZ R|プジョー RCZ R
RCZがマイナーチェンジ、高性能バージョンのRCZ Rも登場
プジョーは「RCZ」をマイナーチェンジ、あらたに追加される高性能バージョンである「RCZ Rコンセプト」とともに、パリモーターショーに出展する。
Text by TAKEDA Hiromi
あらたに260psのエンジンも登場!
2009年秋のフランクフルト・ショーにおいて衝撃的なデビューを果たしたプジョー「RCZ」が、3年目をむかえて初のマイナーチェンジをうけることになった。今回のフェイスリフトでは「RCZ」デビューの直後に発表されたコンセプトカー「SR1」で初提案されたプジョーのあらたなデザインフロントマスクを採用。LEDを組み込んだ新デザインのヘッドライト、低く幅広くされた中央のエアインテークとクロームバーを持つグリルを特徴とする。
そして今回のパリモーターショーでは、2013年末までの市販を目指した「RCZ Rコンセプト」も参考出品されることになった。このモデルは、ル・マンやWRCでの活躍でも知られるプジョーのモータースポーツ部門、「プジョースポール」から昨年発表され、今シーズンからフランスやイタリアでワンメイクレースに供されている「RCZプジョースポール」での経験を生かしたチューニングがほどこされたロードユーズむけスポーツカーである。
パワーユニットは、スタンダード「RCZ」に搭載される直噴1.6リッター直列4気筒ターボ「THP」エンジンをパワーアップしたもの。これまでのノーマルの「RCZ」の高性能版でも最高出力200psだったが、この「RCZ Rコンセプト」ではさらに60psの上乗せに成功。プジョー歴代の市販モデルとしてはもっともパワフルな数値となる260psを獲得した。リッターあたりの出力は160psに相当し、プジョー側のコメントでは世界の量産車の中でもっとも高出力なエンジンの一つになるという。そのいっぽうでCO2排出量は155g/kmと、環境性能でも当代最新のスポーツカーにふさわしいデータをえているとのことだ。
さらにシャシーについても専用チューンのサスペンションや、トルセンLSDなどで強化。エクステリアやインテリアも最上位グレードにふさわしい演出がほどこされ、ライバルであるアウディTT-Sに対抗しうる商品力をえるに至った。
このRCZ Rコンセプトは、2013年末までに量産化されることになっているという。
Mondial de L’Automobile 2012 Salon de Paris
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