TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス 第3回  はじめてのタイヤ交換
CAR / LONG TERM REPORT
2015年3月6日

TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス 第3回 はじめてのタイヤ交換

TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス 第3回

プリウス、はじめてのタイヤ交換

オウプナーズ編集部の長期リポート2号車であるハイブリッドカー、トヨタ プリウス。先日、筑波サーキットコース1000を走ったのだが、そのせいでタイヤがひどく片べりしてしまったようだ。このままにしておくと走行に支障をきたす恐れもあるので、東京トヨタ自動車江戸川店にタイヤ交換を依頼した。

文=オウプナーズ写真=河野真樹

サーキット走行で張り切りすぎたツケか?

先日のサーキット走行の結果、思った以上のハンドリングを発揮し、クルマ本来の“走る楽しさ”を味わわせてくれたトヨタ プリウス。1周1,000mのコースを12周して休憩、というメニューを4セットおこなったのだが、その影響でとくに左前のタイヤがかなり片べりしてしまった。放置しておくと、ステアリングが安定しなくなったり、グリップが効かなくなったりと、さまざまな危険を引き起こしかねない。これは由々しき事態だと、東京トヨタ自動車江戸川店へ向かった。

いつもお世話になっている江戸川店の小嶋一彦さんに「タイヤが片べりしてしまって……」と告げ、足まわりをチェックしていただいた。小嶋さんはひとこと、「1年足らずで、この減りかたは普通じゃないですね」。そこで、サーキット走行をしたことを白状すると「どうりで!」と納得してくださったようだ。

TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス|03

一番端の溝がきれいになくなっているタイヤ交換前。

TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス|05

溝のエッジもうつくしいタイヤ交換後

小嶋さんいわく、「左右ともに外側がかなり減っています。サーキット走行で限界まで踏み込んだときに、公道を走っているときにはあり得ないコーナリングフォースが発生して減ってしまったんでしょう。FFなのでフロントの外側がとくに減ってますね。タイヤには溝が3本ほどあるんですが、一番深いはしっこの部分がきれいになくなっています。きっと、運転していてグリップが効きにくくなっていたはずです」とのこと。そういえば、そんな感覚もあったかも……。

そしてタイヤ交換、さらに傷の手当て

タイヤが片べりしてしまったら、打つ手は当然タイヤ交換しかない。プリウスでサーキット走行に挑んだことに少し後ろめたさを感じつつ、懇ろにタイヤ交換をお願いをして、その日は退散したのである。

数日後――。

新品のタイヤに履き替えたプリウスを引き取るべく、ふたたび東京トヨタ自動車江戸川店をおとずれた。小嶋さんの話によると、念のため、アライメント調整もおこなってくださったということだ。だが、当然のことながら異常なし。

TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス|08

アライメント調整の結果を説明してもらった。

ついでに先日、スクーターに当て逃げされた、前方左手のバンパーの擦り傷も手当てしていただいた。この、リポート車であるプリウスにはQMIグラスシーラントのタイプTをほどこしてあるので、もともと汚れがつきにくく、もし汚れても落ちやすい。専用のメンテナンス剤で磨いた(ただしくは磨いてもらった)ところ、不幸中の幸いで擦り傷が浅かったためきれいに消えた。

TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス|06

専用のメンテナンス剤で擦り傷程度は簡単に消える。

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QMIグラスシーラントのタイプTをほどこしてある。

足まわりをリフレッシュしてもらい、擦り傷まで癒していただいたプリウス。しばらくはハイブリッドカーらしく、燃費効率最優先、公道をてきぱきと走る日常の脚クルマとして乗ろう。

           
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