操縦性と万能性が向上した──新型フォルクスワーゲン ゴルフ バリアントに試乗|Volkswagen
CAR / IMPRESSION
2021年9月7日

操縦性と万能性が向上した──新型フォルクスワーゲン ゴルフ バリアントに試乗|Volkswagen

マイルドハイブリッドシステムをゴルフに搭載したことを評価したい

一方、ここで紹介する「ゴルフ・バリアントeTSI R-Line」は1497ccエンジンに、7段ツインクラッチ変速機の組み合わせ。最高出力は110kW(150ps)、最大トルクは250Nmだ。こちらは排気量が1.5倍あるだけに、加速性能などに見るべきものがある。
昨今の1.5リッターエンジンは、一時代前の2リッターエンジンを軽く凌駕する性能を有しているといわれる。このクルマもそのいい証左となっている。エンジン回転が2000rpmの手前で、ちょっとトルクが落ち込むところがあるものの、そこを超えると、いっきに回転が上がっていく痛快さがあるのだ。
同時に、新しいゴルフ バリアントには、通信モジュール内蔵のインフォテイメントシステムがそなわり、スマートフォンでドアの解錠施錠が行えるなど、いわゆるスマート化が進んでいる。
運転支援システム「トラベルアシスト」は同一車線内全車速運転支援システムとして、ボタン一つで起動し、先行車追従と、車線中央維持を行う。正確に作動するし、途中でアクセルペダルを踏んで加速したあと、また設定速度に戻るなど使い勝手もよい。
「バリアントeTSI R-Line」の燃費は、17.0km/L(WLTC)とされている。これも電気モーターを使うシステムの恩恵だろう。モーターの力によって、加速時にアクセルペダルを踏みこむ量が少なくて済むせいだ。
欧州では、マイルドハイブリッドシステムは、年々きびしくなるCO2排出量規制をクリアするために、重要な技術とされている。ただし、通常はプレミアムクラスのものなのに、ゴルフに搭載してしまったところが、とてもよいではないか。
価格は、1リッターの「sTSI Active Basic」(305.6万円)にはじまり、同じエンジンの「sTSI Active」(326.5万円)、そしてその上に1.5リッター「「sTSI Style」(384.6万円)と、今回の「eTSI R-Line」(389.5万円)が位置する。
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