受け継がれる初代LSのDNA──レクサス30周年イベント「LEXUS MILESTONES」リポート|Lexus
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2019年12月24日

受け継がれる初代LSのDNA──レクサス30周年イベント「LEXUS MILESTONES」リポート|Lexus

レクサスにおける電動テクノロジーの礎を築いたRX400h

つづいて、1998年にデビューしたレクサス初のSUV「RX300」に試乗した。世界で初めてモノコックボディが採用されたSUVで、今ではすっかり一般的となった、洗練されたラグジュアリークロスオーバーの草分けとなるモデルである。乗ってみると、例えばハンドリングはおおらかで、最新のRXのようなスポーティな乗り味ではないが、上質な乗り味や安心感のあるドライブフィールなど、やはりLSと同様の価値を備えていると感じた。
一方、レクサス初のハイブリッド車として2005年にデビューした「RX400h」は、優れたハイブリッドテクノロジーによる、駆動系の極めてなめらかなフィールが印象的だ。アクセルを踏み込むと、ボディがすべるように速度を増してしていく。その様にラグジュアリーカーならではの上質さを感じるのだ。また、ドライビングポジションは初代RXに比してさらに乗用車的になっており、ハンドリングも極めて素直なのが好印象だった。
ちなみにレクサスは、同モデルの導入以来、すでに150万台のハイブリッド車を世に送り出しており、現在ではハイブリッドのみならず、PHV(プラグイン・ハイブリッド)、EV(電気自動車)、FCV(フューエルセル・ビークル)、さらに4輪それぞれに駆動力となるモーターを設置し、緻密な車両制御を実現させるインホイールモーター車などの開発を進めている。RX400hは、こうしたレクサスにおける電動テクノロジーの礎を築いたモデルといえるだろう。
レクサス初のクーペとして1991年に北米市場に導入され、日本では3代目ソアラとして人気を博した「SC400」にも試乗したが、やはり初代LSに通じる上質感や静粛性の高さが印象的だった。
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