ポルシェ好きには天国のような場所──「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」に行ってみた|Porsche
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2021年10月8日

ポルシェ好きには天国のような場所──「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」に行ってみた|Porsche

Porsche|ポルシェ

ポルシェ好きには天国のような場所

ポルシェが世界で展開するスポーツドライビングとブランド体験ができる施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター」。世界で9番目、日本では初めて開設される「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」が10月1日にオープンした。43ヘクタールを誇る敷地に、2.1kmの周回距離を持つ「ハンドリングトラック」をはじめ、「キックプレート」「ローフリクションハンドリング」など6つのモジュールで構成された同センターにさっそく訪れた。

Text by OGAWA Fumio|Photographs by Porsche Japan

ポテンシャル各モデルのポテンシャルを最大限体験できる

ポルシェを思う存分振り回したい。そんな願いを抱えているクルマ好きは多いはず。ポルシェといっても、リアエンジンの911、ミドエンジンの718シリーズ、SUV、4ドア、ピュアEVと、バリエーションは実に多い。どのモデルにどんなキャラクターが盛られているか。それを知ることができたら、さらにうれしいのでは。
43ヘクタールの広大な敷地に「ハンドリングトラック」をはじめ6つのモジュールを備える
その願いをかなえてくれそうなのが、2021年10月にオープンした「ポルシェエクスペリエンスセンター東京」(以下・PEC東京)だ。山を切り拓いてつくったコースと、いま流行りのMICE(ミーティング、インセンティブ旅行、会議、イベント)に対応するモダンなゲストハウスからなる。
2021年10月1日に、ジャーナリスト向けに、お披露目があったので、大雨だったものの、さっそく出かけてみた。驚いたのは、小山の上にモダンな建物がそそり立ち、上っていくと、建物の前には「Porsche Experience Center」と車体に貼られた試乗車がずらりと並べられていたこと。まさに威容。
ここで乗れるのは、ポルシェの最新モデル。ウェブで予約していけば、基本は90分、選んだモデルでのドライブを堪能できる。経験豊富なインストラクターに頼んで、実地で、各モデルのキャラクターを引き出すドライビングを教えてもらうことも可能だ。
ドライビングエクスペリエンスでは、モデルに応じて料金が設定されている。スポーツカーでもっとも手頃なのは、「718ケイマンT」(4万9500円)。加えて「718ボクスターGTS4.0」(5万5000円)、「718ケイマンGT4」(8万3600円)がある。
911シリーズはさすがに手厚い。「911カレラ」(6万500円)にはじまり、「911カレラS」(7万7000円)、「911カレラ4」(6万500円)、そして「911ターボ」(10万4500円)とそろう。
SUVも売れ線だけあって充実している。「マカン」(4万4000円)、「マカンS」(4万9500円)、「カイエンクーペ」(4万9500円)。さらに、オフロード走行を希望するばあいは、「カイエン・オフロード」(4万9500円)と、「カイエンGTSオフロード」(6万500円)のプログラムが選べる。
4ドアの「パナメーラGTS」(5万5000円)や、ピュアEVの「タイカン4S」(5万1700円)や「タイカンターボ」(6万500円)も。そして、ミドシップ車とリアエンジン車を乗り較べられるプログラムや、911を使って後輪駆動と全輪駆動の操縦性の違いをみるプログラムも、と充実している。
「たとえばタイカンは、燃費重視の4ドアなんて思っていらっしゃる方もいるかもしれません。でもドライブモードセレクターでスポーツ+(プラス)モードを選んで、その気になれば、驚くほどスポーティな走りが楽しめるんですよ」
取材のとき、インストラクターが、そう教えてくれた。ドリフト走行を楽しめる「ドリフトサークル」や、ミューが低い路面で駆動力を制御しながら走る練習ができる「ローフリクションハンドリングトラック」も。SUVのためには、かなりハードそうな「オフロードエリア」もある。もちろん、ムリしてとばす必要はなく、運転技術の向上が、安全運転につながる、ぐらいの気持ちがいいかもしれない。
サーキットを設計したのは、ホッケンハイムリンク(改修)などで知られるサーキット設計者、ヘルマン・ティルケ氏。実務的な設計が賛否両論を引き起こす人でもある。ただしPEC東京では、けっこう面白いコースをつくってくれたようだ。
「ハンドリングトラック」と名づけられた全長2.1キロの外周路は、40メートル超の高低差をもっている。山を切り拓いたため、そうなってしまったというのが正直なところのようだ。でも、そこをうまく使っている。
それが、米西海岸「ラグナシーカ(Weathertech Raceway Laguna Seca)」名物としてスポーツカー好きに知られる複合コーナーで構成される下り「コークスクリュー」。PEC東京で、土地の高低差を利用して再現されている。
もう一つPEC東京の名物になりそうなのが、独「ニュルブルクリンク」北コースで知られるヘアピンカーブ「カラッツィオラ・カルセル」の再現だ。コース路面の下地づくりもコンクリートの舗装面も出来るかぎりコピーしたというのが、PEC東京のオーナーであるポルシェジャパンのジマンの一つ。
ひとことでいうと、マニアック。でもクルマ好きだったら、一度は走ってみたいと思うレースコースが再現されており、そこをみずから操縦するポルシェで走れるのだから、これに勝るよろこびはそうそう見つからないんじゃないかと思う。
PEC東京は、ポルシェエクスペリエンスセンターとしては、世界で9番目のオープン。ポルシェの各モデルのもつポテンシャルを最大限体験できる場所である。それと同時に、大人のための娯楽施設としても使ってもらいたいと、ポルシェジャパンではする。
「羽田空港から30分強という立地であるとともに、立地している木更津の地理的条件の恩恵で、PEC+ショッピング(近くに大きなアウトレットあり)、PEC+ゴルフ、PEC+海といった楽しみができるのです。コロナ禍が収まれば、アジアからの顧客も広く迎え入れたいです」
ポルシェジャパンのミシャエル・キルシュ代表取締役社長は、オープンにあたっての記者会見の場で、そう話した。冒頭で触れたMICEの需要を考えても、商業施設としても先進的といえる。
ポルシェが好きな人には天国のような場所だろう。クルマ好きなだけでも充分うれしいはず。クルマに興味なくても、レストランやドライビングゲームなどが充実しているので、幸せなひとときを過ごすことができる、とポルシェジャパンでは言う。

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京

問い合わせ先

ポルシェカスタマーケアセンター
Tel.0120-846-911
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