ASTON MARTIN Cygnet|史上最小のアストンマーティン
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2015年4月9日

ASTON MARTIN Cygnet|史上最小のアストンマーティン

史上最小のアストンマーティン

ASTON MARTIN Cygnet|アストンマーティン シグネット

アストンマーティンは、「トヨタiQ」をベースに、アストンマーティン伝統のグリル、エアアウトレット、埋め込み型のドアハンドル、リアコンビランプ、ホイール、大型のリアスポイラーなどを採用したコンパクトカーコンセプト「Cygnet(シグネット)」の写真を公開した。

文=ジラフ

2010年中に生産開始

このモデルは、環境性能に優れた「トヨタ iQ」のパッケージと、アストンマーティンのプレステージ性を併せ持つコンセプトモデル。

エクステリアだけでなく、インテリアもプレミアムレザーをふんだんに使用し、その赤と黒の調和、スポーティでありながらラグジュアリーな仕上がりは、このクルマがマイクロカーであることを忘れさせてしまうほど。

またアストンマーティンのドクター・ウルリッヒ・ベッツCEOは「このクルマは、そう遠くない未来に、アストンマーティンにあらたなセグメントをもたらしてくれる」と述べたと言われる。

ASTON MARTIN Cygnet|アストンマーティン シグネット Photo01

ASTON MARTIN Cygnet|アストンマーティン シグネット Photo02

シグネットは2010年中に生産が開始され、ヨーロッパでの販売が予定されている。

BRAND HISTORY
いまもっともクールなスポーツカーブランドとして、世界中から注目を集めているのが、イギリスのASTON MARTIN(アストン・マーティン)だ。1914年にライオネル・マーティンとロバート・バンフォードにより設立された小さな会社は、アストン・クリントンと呼ばれるヒルクライム競技で成功を収めたことからアストン・マーティンのブランドを名乗るようになり、その後もモータースポーツやスポーツカーの歴史に輝かしい足跡を残す。

反面、経営の面では幾度も危機に追い込まれ、そのたびに救いの手が差し伸べられるという、まさに波瀾万丈の道を歩み続けてきた。たとえば、1947年にオーナーとなったデイビッド・ブラウンは、優れた経営力とエンジニアリングのセンスを活かして、自らのイニシャルを冠したスポーツカー「DB2」や、レース用マシーン「DBR1」で、その名前を残している。最近では、フォードがその株式を、プロドライブを創業したデイビッド・リチャード率いる投資家集団に売却したことが記憶に新しい。

しかし、アストン・マーティンはいつの時代も漲るパワーと美しいスタイルを備えたスポーツカーづくりを貫いている。現在のラインアップは「V8ヴァンテージ」と「DB9」。また近い将来「ヴァンキッシュ」にかわる新しいフラグシップモデル「DBS」が日本にもお目見えするはずだ。

           
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