Mercedes-Benz S HYBRID Long|メルセデスのハイブリッドカー、いよいよ発売
Mercedes-Benz S HYBRID Long|メルセデス・ベンツ Sクラス ハイブリッド ロング
メルセデスのハイブリッドカー、いよいよ発売
メルセデス・ベンツ日本は、フラッグシップモデル・Sクラスのマイナーチェンジモデルの導入にあわせて、ハイブリッドモデル「Sクラス HYBRID ロング」を追加し、9月3日に発売した。
写真=メルセデス・ベンツ日本
量産ハイブリッドカー初のリチウムイオンバッテリー
メルセデス・ベンツ Sクラス HYBRID ロングは、輸入車としてははじめてとなるハイブリッドカーであると同時に、正規輸入車初のエコカー減税対象車でもある。
エンジンは、3.5リッター6気筒ガソリンユニットで、同モデル専用に熱効率を改善する大幅な改良がほどこされている。
このガソリンエンジンと組み合わされる新開発のハイブリッドシステムは、エンジンとトランスミッションのあいだに組み込まれた薄型の電気モーターと、量産ハイブリッドカー初となるリチウムイオンバッテリーなどで構成される。同システムは、徹底した小型軽量設計により、重量増をわずか75kgに抑えることに成功したという。
またリチウムイオンバッテリーは、従来のカーバッテリーと同様にエンジンルーム内に設置されるため、通常のガソリンモデルと同容量のトランクスペースを確保することが可能となった。
最大160Nmのトルクを発生する小型電気モーターは、発進時や加速時などトルクを必要とする際にブースト機能としてガソリンエンジンをサポートし、エンジンの負荷を減らす一方、減速時にはジェネレーターとして運動エネルギーを回収しバッテリーを充電する回生ブレーキとして機能する。
自動車取得税・重量税が100パーセント免除
エンジンには、15km/hを下回るとエンジンが停止し、アイドリングストップ状態となる「ECOスタートストップ機能」が備わっており、燃料消費低減に大きく貢献している。ちなみにSクラス HYBRID ロングの燃費は10・15モードで11.2km/ℓを達成している。これはS350比で約30パーセントの向上となる。
バッテリーの充電状態やモーターアシストの状態は、エナジーフローディスプレイと名づけられた、メーターパネル内のマルチファンクションディスプレイにリアルにリアルタイムに表示される。
ラグジュアリーセダンとしては世界最高レベルの低燃費と環境適合性を誇るSクラス HYBRID ロングは、国道交通省による「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得しており、燃費性能にかんしても「平成22年燃費基準+25%達成」の認定を獲得。正規輸入車初のエコカー減税対象車として、自動車取得税・重量税が100パーセント免除される。
ステアリングは左のみの設定で、価格は1405万円。ライバルと目されるレクサスLS 600hとほぼ同価格となる。
Mercedes-Benz S HYBRID
ボディ|全長5230×全幅1870×全高1485mm ホイールベース3165mm
車両重量|2070kg
パワーユニット|3497cc V型6気筒DOHCエンジン+電気モーター
最高出力|エンジン:205kW[279ps]/6000rpm/モーター:15kW[20ps]
最大トルク|エンジン:350Nm[35.7kgm]/モーター:160Nm[16.3kgm]
駆動方式|FR
トランスミッション|電子制御7速AT
価格|1405万円
MERCEDES CALL
0120-190-610