LEXUS|開発中のLF-Aでニュルブルクリンク24時間レースに参戦
LEXUS LF-A|レクサス LF-A
開発中の「LF-A」でニュルブルクリンク24時間レースに参戦
レクサスは、5月21日(木)から24日(日)まで、ドイツ・ラインラントの「ニュルブルクリンクサーキット」で開催される「第37回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に、開発中のプレミアム2シータースポーツ 「LF-A」で参戦する。
LF-A試作車をベースに戦闘力をアップ
2008年につづいて2回目となる今回の参戦は、24時間耐久レースという過酷なモータースポーツにチャレンジすることを通じて開発車両を鍛え、開発にフィードバックすることを目的としたものだ。また、レースのサポートスタッフとして若手メカニックを中心に起用し、人材の育成に活用するという。
参戦車両は商品化を視野に開発を進めているLF-A試作車をベースに、ロールケージ、燃料タンクなどレース対応のための安全装備や、スポイラー等の空力パーツを付加。エンジン、駆動系、ボディ骨格等に大きな変更はないが、新たにコースに合わせたチューニングの変更をほどこし、戦闘力アップを狙う。
車名(レース車名)|LEXUS LF-A(レース仕様)
参戦カテゴリー・クラス|ディビジョン2 SP8 (エンジン無改造)
参戦チーム名|GAZOO Racing
エンジン|V型10気筒、排気量 4,805cc、最高出力 367kW (500PS) 以上
ボディ|全長4,530×全幅1,880×全高1,200mm、ホイールベース2,605mm、素材CFRP(カーボン繊維強化樹脂)
車両レイアウト|フロントミッドエンジン、リヤミッドトランスアクスル、リヤラジエター
変速機|パドルシフト式シーケンシャルMT
タイヤ|305/30R20、レース専用(ブリヂストン製)
BRAND HISTORY
トヨタがアメリカ市場において高級車ブランドLEXUS(レクサス)を立ち上げたのは1989年のこと。トヨタが誇る高い技術力と優れた品質、そして極上の顧客サービスにより、アメリカやドイツの高級車とは一線を画す新しい価値を提供しようというのが狙いであった。
同年9月、「LS400」(日本名セルシオ)と「ES250」(同カムリ)がアメリカ市場に投入されると、翌1990年2月には早くもLS400がベストインポートカーを獲得している。その後もレクサスの評価は高まるばかりで、ラインナップの拡大とともに、高級車ブランドとしてのポジションを確実にしていった。
アメリカでの成功を受けて、2004年にはヨーロッパ進出を果たしたレクサスは、同年5月、日本での事業展開を発表。翌2005年8月には、母国での高級車ビジネスをスタートさせた。開業当初は、「GS」(トヨタブランドのアリストの後継車)、「SC」(同ソアラ)、「IS」(同アルテッツァの後継車)と、フラッグシップの「LS」を欠くラインナップだったが、2006年9月には待望の新型LS、そして、2007年5月にはそのハイブリッド版の「LS600h/LS600hL」を投入することで、ラグジュアリーサルーン購買層の期待に応えている。
一方、2007年10月にスポーツモデル「IS F」を発表、また、2008年5月に行われたニュルブルクリンク24時間レースに開発中のスポーツクーペ「LF-A」を投入するなど、スポーツイメージの獲得に力を入れており、さらなる人気拡大が期待される。