LEXUS|Lexus L-finesse - crystallised wind -
自然と人工の二律双生が生み出す、研ぎ澄まされたダイナミズム
レクサスのアートエキシビション「Lexus L-finesse - crystallised wind -」
レクサスは、世界最大のデザインエキシビション「ミラノデザインウィ-ク(ミラノサローネ)」において、同ブランドのデザイン・フィロソフィ「L-finesse 先鋭-精妙の美」をテーマとしたアートエキシビション「Lexus L-finesse - crystallised wind -」を開催した。
建築家・藤本壮介氏とのコラボレーション
レクサスでは、アーティストとのコラボレーションによって、ひとつのメッセージをかたちづくる創造のプロセスが「L-finesse」の内包する新たな可能性を広げていくという考えに基づき、デザインの伝統と先進が交差する場であるミラノデザインウィークにおいて、2005年からアートエキシビションを実施しており、今回が5回目の出展となった。
今回のエキシビションでは、新進気鋭の建築家である藤本壮介氏をコラボレーションアーティストに起用。イタリア・ミラノ市内の美術館『ムゼオ・デッラ・ペルマネンテ』を舞台に、「L-finesse」の二律双生の考え方をもとに、「結晶化した風(crystallised wind)」というコンセプトによって、レクサスの研ぎ澄まされたダイナミズムを、アートとして表現した。
「L-finesse」の世界観を表す空間、「予」「純」「妙」
会場では、レクサスのスーパースポーツカーコンセプト「LF-A」をモチーフとした透明な1/1サイズのオブジェ、空間、音、照明が一体となったダイナミックなインスタレーションを行い、「L-finesse」の世界観を表す空間を創造。具体的には、「予」「純」「妙」の3つの要素によって構成された。
【予】今まさにLF-Aが生まれる瞬間、「流れ」のなかから生れ出る予感を表現
CFRP(カーボン)素材によって作られる、人工的でありながらどこか自然を感じさせる音が静けさのなかに響く空間。今回のために作られた透明な椅子「crystallised chair for LEXUS」が部屋の中心に置かれ、来場者は実際に座ることもできる。
【純】流れがクルマを生み出し、クルマが流れを生み出す、その一体性を表現
流れを結晶化したイメージの透明な椅子「crystallised chair for LEXUS」、そしてレクサスLF-Aのオブジェが一体となり、空間全体にひとつの大きな流れを生み出している。
【妙】静と動、闇と光、自然と人工が交錯する世界
風に象徴される自然を、人工的な技術とアートによって表現することで、自然と人工の二律双生が生み出す、「研ぎ澄まされたダイナミズム」を体験できる空間。
自然物の「風」に、人工的で精緻な方法によって形を与え、自然物と人工物という相反するものが共存する体験型のアート空間となった。
BRAND HISTORY
トヨタがアメリカ市場において高級車ブランドLEXUS(レクサス)を立ち上げたのは1989年のこと。トヨタが誇る高い技術力と優れた品質、そして極上の顧客サービスにより、アメリカやドイツの高級車とは一線を画す新しい価値を提供しようというのが狙いであった。
同年9月、「LS400」(日本名セルシオ)と「ES250」(同カムリ)がアメリカ市場に投入されると、翌1990年2月には早くもLS400がベストインポートカーを獲得している。その後もレクサスの評価は高まるばかりで、ラインナップの拡大とともに、高級車ブランドとしてのポジションを確実にしていった。
アメリカでの成功を受けて、2004年にはヨーロッパ進出を果たしたレクサスは、同年5月、日本での事業展開を発表。翌2005年8月には、母国での高級車ビジネスをスタートさせた。開業当初は、「GS」(トヨタブランドのアリストの後継車)、「SC」(同ソアラ)、「IS」(同アルテッツァの後継車)と、フラッグシップの「LS」を欠くラインナップだったが、2006年9月には待望の新型LS、そして、2007年5月にはそのハイブリッド版の「LS600h/LS600hL」を投入することで、ラグジュアリーサルーン購買層の期待に応えている。
一方、2007年10月にスポーツモデル「IS F」を発表、また、2008年5月に行われたニュルブルクリンク24時間レースに開発中のスポーツクーペ「LF-A」を投入するなど、スポーツイメージの獲得に力を入れており、さらなる人気拡大が期待される。