ASTON MARTIN DBS VOLANTE|アストンのフラッグシップ、DBSにオープンが追加
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2015年4月20日

ASTON MARTIN DBS VOLANTE|アストンのフラッグシップ、DBSにオープンが追加

ASTON MARTIN DBS VOLANTE|アストン・マーティン DBS ヴォランテ

アストンのフラッグシップ、DBSにオープンが追加

アストンマーティンは2月25日、フラッグシップモデルである「DBS」シリーズに、電動ソフトトップを備えた4シーター・オープンスポーツ「DBSヴォランテ」を新たにくわえることを発表した。

文=ジラフ

DBSと同様のパワーユニット

このニューモデルに搭載されるパワーユニットは、DBSとおなじ6.0リッターV12エンジン。アウトプットも同様で、最高出力は517ps/6500rpm、最大トルクは58.1kgm/5750rpmを記録する。このパワー&トルクから生み出される動力性能は、0-100km/h加速で4.3秒、最高速307km/hを誇る。トランスミッションには6段MTが標準で装備され、オプションで6段シーケンシャルの「タッチトロニック」を用意されるという。

また、この走りを現実のものとした理由のひとつに軽量化があげられる。このDBSヴォランテでは、ボンネット、フロントフェンダー、トランクリッドにカーボンを採用し、車重を1810kgに抑えることに成功した。

バング&オルフセンのプレミアムオーディオが標準装備

ソフトトップの開閉は電動油圧式でおこなわれ、その所要時間は14秒。48km/h以下という低速走行なら、走行中でも開閉は可能だ。

インテリアはカーボンや本革をふんだんに使用することで、ラグジュアリー感とスポーティ感を絶妙に両立させ、アストン・マーティンらしさを演出している。またバング&オルフセンのプレミアムオーディオやHDDナビゲーションシステムも標準で装備され、快適なドライブを約束してくれる。

DBSヴォランテの正式発表は、3月5日から開幕するジュネーブモーターショーでおこなわれる。ヨーロッパでの発売は7~9月ごろの予定とアナウンスされている。

BRAND HISTORY
いまもっともクールなスポーツカーブランドとして、世界中から注目を集めているのが、イギリスのASTON MARTIN(アストン・マーティン)だ。1914年にライオネル・マーティンとロバート・バンフォードにより設立された小さな会社は、アストン・クリントンと呼ばれるヒルクライム競技で成功を収めたことからアストン・マーティンのブランドを名乗るようになり、その後もモータースポーツやスポーツカーの歴史に輝かしい足跡を残す。

反面、経営の面では幾度も危機に追い込まれ、そのたびに救いの手が差し伸べられるという、まさに波瀾万丈の道を歩み続けてきた。たとえば、1947年にオーナーとなったデイビッド・ブラウンは、優れた経営力とエンジニアリングのセンスを活かして、自らのイニシャルを冠したスポーツカー「DB2」や、レース用マシーン「DBR1」で、その名前を残している。最近では、フォードがその株式を、プロドライブを創業したデイビッド・リチャード率いる投資家集団に売却したことが記憶に新しい。

しかし、アストン・マーティンはいつの時代も漲るパワーと美しいスタイルを備えたスポーツカーづくりを貫いている。現在のラインアップは「V8ヴァンテージ」と「DB9」。また近い将来「ヴァンキッシュ」にかわる新しいフラグシップモデル「DBS」が日本にもお目見えするはずだ。

           
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