スーパーオープン「SLRマクラーレン・ロードスター722 S」発表
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2015年4月23日

スーパーオープン「SLRマクラーレン・ロードスター722 S」発表

最高速335km/hのスーパーオープン、150台限定

「メルセデス・ベンツSLRマクラーレン・ロードスター722 S」

F1でパートナーシップを組むメルセデス・ベンツとマクラーレンが手がけたスーパースポーツ「メルセデス・ベンツSLRマクラーレン」に、150台限定の超高性能オープン「SLRマクラーレン・ロードスター722 S」が追加される。発売は2009年1月。

最後の華

1955年、伝統のレース「ミッレミリア」で活躍した「メルセデス・ベンツ300SLR」。その名車からインスパイアされたという「メルセデス・ベンツSLRマクラーレン」は、2003年にデビューした。

発売当時は、F1のウィニングチーム、ドイツのメルセデスとイギリスのマクラーレンがタッグを組んだロードゴーイング・スーパースポーツとして注目を集めたが、ポルシェやフェラーリ、アストン・マーティンなどのライバルと比して若干地味めなポジションに落ち着いてしまい、クーペは昨年生産終了、ロードスターも2009年にはプロダクションを終える。

最後の華となるか、今回発表された「SLRマクラーレン・ロードスター722 S」は、以前発売された高性能版クーペ「722エディション」のロードスターバージョンである。

5.5リッターV8スーパーチャージドエンジンは、ノーマル比24hpプラスの650hpのパワーと、同40Nm増の820Nmのトルクを発生。カーボンファイバーを多用した骨格とソフトトップを採用したボディをもつ。トランスミッションは、この類ではめずらしい5段オートマチックを組み合わせる。

そのパフォーマンスは、0-100km/h加速=3.7秒、200km/hまでは10.6秒で到達。最高速度は335km/hを記録するという。

セミオートマチックで開閉できるソフトトップ、その所要時間は約10秒。高速走行時にオープンにして大丈夫か? という心配にたいしては、「200km/を超えても会話はできる」「高剛性ボディや安全装備、ロールオーバーバーなどにより高い安全性をもつ」とされている。

車内には、セミアニリン革とアルカンターラをあわせたスポーツバケットシートや赤いシートベルト、スウェードが巻かれるシフト/ブレーキレバーなど、高級かつスポーティな装備が与えられる。

           
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