Audi R8 GT3|「アウディR8」のレーシングバージョン「GT3」発表
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2015年4月23日

Audi R8 GT3|「アウディR8」のレーシングバージョン「GT3」発表

「アウディR8」のレーシングバージョン「GT3」発表

ドイツのアウディAGは、ロードゴーイングスポーツカー「R8」のレース仕様として「GT3」を開発。2009年にデビューさせることを発表した。

ルマンで連覇したレーシングカーと同名であるアウディ初のミドシップスポーツカー「R8」に、国際格式のレースにも参戦できる「R8 GT3」が登場する。
GTシリーズのなかのカテゴリー、GT3に適合するため、市販バージョンの4WDから後輪駆動にあらためられ、トランスミッションも6段シーケンシャルスポーツギアボックスにかえられる。さらにダウンフォースを得るために、ボディ前後にはエアロパーツが装着される。

2009年、ヨーロッパを中心にレースへテスト的に参戦予定。スポーツカーとしてはまだ若い、フォーシルバーリングスの高性能車のイメージづくりを担う。

BRAND HISTORY
Audi(アウディ)のエンブレムは“フォーリングス”。その輪ひとつひとつが自動車メーカーのアウディ、DKW(デーカーヴェー)、ホルヒ、ヴァンダラーを表しているのはご存じだろう。いずれもザクセン州に本拠を置き、20世紀のはじめ、ドイツの自動車産業を牽引したブランドである。しかし、第一次世界大戦後に起きた世界恐慌の煽りをくらった4社は、生き残りをかけて、1932年にアウトウニオンを結成。DKWがモーターサイクルと小型車、ヴァンダラーが中型車、アウディが高級中型車、そして、ホルヒがラグジュアリーカーに特化する戦略をとることになった。

しかし、第二次世界大戦の敗戦により旧東ドイツのザクセンはロシアの占領下となり、アウトウニオンは消滅。これを見越して、旧西ドイツのバイエルン州インゴルシュタットに新生アウトウニオンが設立される。BMWやメルセデス・ベンツとちがい、工場のない状況からの苦しいスタートをしいられたアウトウニオンであったが、DKWデリバリーバンなどの生産により徐々に体力をつけていった。

1964年末にフォルクスワーゲン傘下に収まったアウトウニオンは、ほどなくしてアウディの名を冠した新型車を世に送り出す。そして1969年には、ネッカースウルムに本拠を置くNSU(“ヴァンケルエンジン”の開発で知られる)を合併し、アウディNSUアウトウニオンとなり、1985年からはアウディとして現在にいたる。クワトロをはじめとするテクノロジーと、モータースポーツ活動に裏付けられたダイナミック性能、エレガントなデザイン、そして、質感の高い仕上がりが、アウディの人気を牽引している。

           
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