ASTON MARTIN one-77|新型「One-77」のスナップショットを公開
ASTON MARTIN one-77|アストン・マーティン
One-77新型「One-77」のスナップショットを公開
イギリスのAston Martin(アストン・マーティン)は、ニューモデル「One-77」のスナップショットと基本概要を、2008年8月8日に公開した。
フォードから投資家グループへオーナーシップがかわったアストン・マーティン。次期フラッグシップとおぼしきその新型は、カーボンファイバー製のシャシーにハンドメイドによるアルミボディをかぶせ、7リッターV12エンジンを搭載。「世界でもっとも望まれるであろう自動車におけるアートのかたち」と謳われるデザインから、アストンの血筋を強く感じることができる。
海外メディアが伝えるところによると、その値札には100万ポンド(約2億1000万円前後)と書かれる見込みという。
BRAND HISTORY
いまもっともクールなスポーツカーブランドとして、世界中から注目を集めているのが、イギリスのASTON MARTIN(アストン・マーティン)だ。1914年にライオネル・マーティンとロバート・バンフォードにより設立された小さな会社は、アストン・クリントンと呼ばれるヒルクライム競技で成功を収めたことからアストン・マーティンのブランドを名乗るようになり、その後もモータースポーツやスポーツカーの歴史に輝かしい足跡を残す。
反面、経営の面では幾度も危機に追い込まれ、そのたびに救いの手が差し伸べられるという、まさに波瀾万丈の道を歩み続けてきた。たとえば、1947年にオーナーとなったデイビッド・ブラウンは、優れた経営力とエンジニアリングのセンスを活かして、自らのイニシャルを冠したスポーツカー「DB2」や、レース用マシーン「DBR1」で、その名前を残している。最近では、フォードがその株式を、プロドライブを創業したデイビッド・リチャード率いる投資家集団に売却したことが記憶に新しい。
しかし、アストン・マーティンはいつの時代も漲るパワーと美しいスタイルを備えたスポーツカーづくりを貫いている。現在のラインアップは「V8ヴァンテージ」と「DB9」。また近い将来「ヴァンキッシュ」にかわる新しいフラグシップモデル「DBS」が日本にもお目見えするはずだ。