BENTLEY CONTINENTAL FLYING SPUR/FLYING SPUR SPEED|俊足のラグジュアリーサルーン「べントレー・コンチネンタル フライングスパー スピード」発表
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2015年4月24日

BENTLEY CONTINENTAL FLYING SPUR/FLYING SPUR SPEED|俊足のラグジュアリーサルーン「べントレー・コンチネンタル フライングスパー スピード」発表

BENTLEY CONTINENTAL FLYING SPUR/FLYING SPUR SPEED
俊足のラグジュアリーサルーン

「べントレー・コンチネンタル フライングスパー スピード」発表

イギリスのベントレーは、4ドアサルーン「Continental Flying Spur(コンチネンタル フライングスパー)」をモディファイするとともに、高性能モデルとして「Continental Flying Spur Speed(コンチネンタル フライングスパー スピード)」を追加し発表した。

速さを追求した“スピード”

フォルクスワーゲン傘下となった新生ベントレーの第1弾モデル「コンチネンタルGT」から派生した「コンチネンタル フライングスパー」は、2005年デビュー。6.0リッターW型12気筒ツインターボエンジンを搭載した、世界最速を標榜する高級4ドアサルーンの2009年モデルが本国で発表された。

フロントグリルやエアインテークの形状、リアセクションなどのお化粧直しもさることながら、最大のポイントは新顔「コンチネンタル フライングスパー スピード」の登場だろう。

“Speed”といえば、1923年にまで遡ることができるベントレー伝統のネーミング。その名のごとく速さを追求したモデルで、50psパワーアップし610psもの出力を発生させるW12ユニットは、停止状態から100km/hの世界までわずか4.5秒で誘い、最高速度は322km/hを記録する。

エクステリアは、ダークティント加工されたラジエーターとエアインテークグリル、大口径のスパイラル加工を施したエキゾーストテールパイプ、20インチのマルチスポークアロイホイールなどで、フライングスパー スピードならではの箔をつける。



コンチネンタル フライングスパー/フライングスパー スピード双方に、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)が装備されるようになったことも新しい。フロントグリルに備わる長距離レーダーセンサーが前車との距離を検知し、前車が自車より遅いとわかると、自動的にブレーキとアクセルを制御。ドライバーが設定した車間距離をキープしてくれる。

イギリスの名高いHi-FiメーカーであるNaimがベントレーのためだけにデザインしたNaimプレミアムオーディオシステムはオプション設定。防音ガラスなどにより静けさが保たれるキャビンで、上質のサウンドを楽しむこともできる。

BRAND HISTORY
「クラス最高の速さと価値を持つクルマをつくりたい」。“W.O.”の呼び名で親しまれているBENTLEY MOTORS(ベントレー・モーターズ)の創業者、ウォルター・オーウェン・ベントレーの言葉である。

若い時分からエンジニアとして経験を積んできたW.O.だが、はじめはクルマではなく蒸気機関車を相手とする仕事だった。仕事の合間にモーターサイクルでレースに参加するうち、彼の興味はエンジンに向けられていき、退職後、レーシングエンジンの開発を本格化させたのが第一次大戦のあと。

1920年代になると、イギリス内外のレースに参加。なかでもルマン24時間レースでは、“ベントレー・ボーイズ”の活躍により、1924年から1930年の7年間に5度の優勝を手に入れ、その名を知らしめた。しかし、経営状況は厳しく、1931年にはロールス・ロイスに買収され、かろうじてその名を残すことになった。

その後67年のあいだロールスの支配が続くが、1998年に転機が訪れる。フォルクスワーゲンがベントレーの名前とイギリスのクルー工場を買収。これによりベントレーはロールスとは別の道を歩みはじめ、「コンチネンタルGT」を皮切りに、「コンチネンタル・フライングスパー」「コンチネンタルGTC」といったニューモデルの投入により、見事、高級車市場での復活をはかった。さらに、2003年のルマン24時間では73年ぶり、6度目の優勝を手中に収めている。

           
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