Mercedes-Benz SL65 AMG|メルセデス・ベンツ SL65 AMG
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2015年4月24日

Mercedes-Benz SL65 AMG|メルセデス・ベンツ SL65 AMG

Mercedes-Benz SL65 AMG
メルセデス・ベンツ SL65 AMG

最高級ロードスターの最上級バージョン

メルセデス・ベンツの最高級ロードスター「SLクラス」がフルモデルチェンジを果たしたのは2001年のこと。ガルウイングが特徴の「300SL」から数えて5代目にあたる現行型は、電動開閉式ハードトップ「バリオルーフ」を採用してイメージを一新。さらに革新的な電子制御ブレーキや電子制御式油圧サスペンションを採用するなど、最先端のスポーツカーを印象づけた。

これをもとに、AMGがモータースポーツで培った技術を活かし、さらなるパフォーマンスアップを図ったのが「SL65 AMG」だ。最大の特徴はそのエンジンで、「SL600」に搭載される5.5リッターV12ツインターボエンジンをベースに、排気量アップやターボチャージャーの変更などを施した。その結果生まれた6リッターV12ツインターボユニットは、出力で112ps、トルクで200Nmの性能向上を実現し、最高出力612ps、最大トルク1000Nmの実力をもつにいたった。

それにともない、SL65 AMGにはコンポジットディスクを採用したAMG強化ブレーキシステムを搭載。また、専用チューニングのAMGスポーツサスペンションが、ハイパワーを支えることになる。リミテッド・スリップ・デフも標準で装着される。

2008年のマイナーチェンジでは、一本ルーバーのラジエターグリルにAMG専用のフロントスポイラー、ディフューザーデザインのリアスポイラーなど、エクステリアはますます精悍さを増し、その存在感を高めている。

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メルセデス・ベンツ SL65 AMG

ボディ|全長4605×全幅1830×全高1295mm
エンジン|6.0リッターV型12気筒ツインターボ
最高出力|450kW[612ps]/4800-5100rpm
最大トルク|1000Nm[102.0kgm]/2000-4000rpm
駆動方式|FR
トランスミッション|5段オートマチック
価格|2920万円
(2008年6月現在)

BRAND HISTORY
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりがべつべつにガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。

製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。

こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役としてつねに時代の先頭を走りつづけているのだ。

           
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