Mercedes-Benz|新MクラスにAMGモデルを追加!
Mercedes-Benz ML63AMG|メルセデス・ベンツ ML63AMG
新MクラスにAMGモデルを追加!
Text by OPNERS
高燃費、高パフォーマンス
AMGのチェアマンOla Kallenius氏は新型ML63AMGを「パフォーマンス、エクスクルーシヴィティ、ドライビング・エクスペリエンスが、先代に対して新世代にふさわしいレベルにまで引き上げられているのはもちろんのことだが、今回とくに強調すべきは高効率であるという点だ」と語った。
チェアマンの言葉どおり、ロサンジェルスモーターショーに先立って発表された今回のあたらしいメルセデス・ベンツML63AMGを特徴づけるのは、なによりもまず、その高い燃費性能だ。
ML63AMGは、先代よりもさらにパワフルになった最高馬力386kW (525hp)、最大トルク700Nmを誇るAMG5.5リッターV8ツインターボエンジンを搭載。オプションのAMGパフォーマンス・パッケージを選択すればさらにV8エンジンのアウトプットは最高馬力410kW(557hp)、最大トルク760Nmにまで達する。0-100km/h加速は4.7秒と4.8秒、最高速度は250km/hと、SUVながら、スポーツカーレベルのパフォーマンス。にもかかわらず、4キログラム軽量化し、燃費は先代よりも28%も良好。どちらのパッケージでも、100kmを 11.8リッターで走るのだ。CO2排出量は276g/km。
さらに、高燃費を実感させる機能として、エコ・スタート/ストップが挙げられる。セレクターでCモードを選択すると有効になり、一時停車時にエンジンを自動でとめる。「AMGスピードシフトプラス7段オートマチック」も、ギアとそれに付随する各部のレスポンスを改善、合理化することで、よりスポーティーな運転をドライバーに約束するだけでなく、高効率化にも貢献している。
ブレーキの改良、新開発「アクティブ・カーブ・システム」によるコーナリング時の対ロール安定性の向上など、パフォーマンス面も抜かりがない、新たなML63AMG。AMGパッケージを選択すれば、エンジンカバーは高品質カーボン製になり、ブレーキキャリパーは赤、さらにハンドルがナッパレザーで覆われる。
基準車は108,885ユーロ、AMGパフォーマンス・パッケージの追加は7021ユーロだ。