BENTLEY SUPERSPORTS “ICE SPEED RECORD” CONVERTIBLE ジュネーブでデビュー
Car
2015年3月17日

BENTLEY SUPERSPORTS “ICE SPEED RECORD” CONVERTIBLE ジュネーブでデビュー

BENTLEY SUPERSPORTS “ICE SPEED RECORD” CONVERTIBLE|
ベントレー スーパースポーツ “アイス レコード” コンバーチブル

ベントレー史上最強のコンバーチブルがジュネーブでデビュー

3月1日に開幕したジュネーブショーで、ベントレーはコンチネンタル・スーパースポーツの特別限定車、ベントレー スーパースポーツ “アイス レコード” コンバーチブルを発表した。

文=高橋進一<

世界限定100台の特別仕様車

今年2月、フィンランド沿岸バルト海上の氷上でベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツが、元WRCチャンピオン ユハ・カンクネンのドライブにより、ソフトトップをもつオープンモデルとしては最速の330.695 km/hというワールドレコードを達成した。これを記念し、同車をベースとした特別仕様としてジュネーブショーでお披露目されたのが、ベントレー スーパースポーツ “アイス レコード” コンバーチブルである。

エンジンは、6リッターW12ツインターボエンジンを搭載。インタークーラーや排気系統に変更がくわえられ、最高出力471kW(640ps)、最大トルク800Nm(81.6kgm)というベントレー史上もっともパワフルなエンジンとなっている。燃料は、ベースモデルとおなじく通常のガソリン以外にも、ガソリンとエタノールの混合燃料(E85)に対応し、CO2排出量70パーセントの削減を目指している(日本ではE85の販売が認められていないため、通常のハイオクガソリンのみの対応となるだろう)。

BENTLEY SUPERSPORTS ICE SPEED RECORD CONVERTIBLE|ベントレー スーパースポーツ スピード レコード コンバーチブル ジュネーブでデビュー|02

BENTLEY SUPERSPORTS ICE SPEED RECORD CONVERTIBLE|ベントレー スーパースポーツ スピード レコード コンバーチブル ジュネーブでデビュー|03

駆動方式は、トルセンデフを介した4輪駆動システムを採用。ホイールは20インチの10スポーク・スーパースポーツホイールを装着。ブレーキは、フロント420mm、リア356mmの大径カーボンセラミックディスクを装備している。フロントは8ポッドキャリバーを備え、制動性能の向上も図られている。

ボディカラーは、ベルガ、クオーツァイト、アークティカホワイトの3色が用意されていて、それぞれダークグレーメタリックのソフトトップと組み合わされる。

車内は、ダッシュボードやセンターコンソール、ルーフパネルにハイグロス仕上げのカーボンファイバーを使用。内装の随所にほどこされた赤いラインのアクセントが印象的だ。またシート、ドアトリムには、伝統的なダイヤモンドキルティング加工がなされ、ダッシュボードには、ブライトリングの時計が取りつけられている。オーディオや、ナビゲージョンシステムなどのコントロールには8インチのタッチスクリーン・インフォテイメントシステムが採用されている。このベントレー スーパースポーツ “アイス レコード” コンバーチブル、販売台数は世界限定100台とアナウンスされている。

080507_eac_spec
BENTLEY SUPERSPORTS “ICE SPEED RECORD” CONVERTIBLE|
ベントレー スーパースポーツ “アイス レコード” コンバーチブル

ボディ|全長4,804×全幅1,945×全高1,388mm
エンジン|6.0リッター W型12気筒+ツインターボチャージャー
最高出力|471kW(640ps)
最大トルク|800Nm
駆動方式|4輪駆動(前後輪配分=フロント40:リア60)
燃費|3.9km/ℓ(25.5ℓ/100km)
CO2排出量|388g/km
トランスミッション|6速クイックシフトAT

           
Photo Gallery