ASTON MARTIN RAPIDE|アストンマーティン ラピード 特別仕様車、リュクス エディション
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2015年3月30日

ASTON MARTIN RAPIDE|アストンマーティン ラピード 特別仕様車、リュクス エディション

ASTON MARTIN RAPIDE LUXE Edition|
アストンマーティン ラピード リュクス エディション

絢爛さ極まる4ドアクーペ

アストンマーティンは、ラピードの内外装を改良した豪華版の“リュクス エディション”をオフィシャルウェブサイトで公開した。

文=松尾 大

カラー、内外装、すべてにおいて特別なラピード

アストンマーティンのオフィシャルウェブサイトで公開された、ラピードの豪華仕様、ラピード リュクス エディションは、一見すると、スタンダードなラピードとのちがいはわからないが、細部をみると非常に贅たくなつくりとなっている。

スタンダードモデル同様、ブリヂストンポテンザを履いた足まわりだが、ホイールが変更されている。20インチのアロイホイールは10スポークでポリッシュ仕上げがほどこされたもの。また、ボディカラーは「コンコースブルー」や「クオンタムシルバー」など多くの色から選ぶことができる。

ASTON MARTIN RAPIDE luxe|アストンマーティン ラピード リュクス Photo02

ASTON MARTIN RAPIDE luxe|アストンマーティン ラピード リュクス Photo03

控えめな外観にくらべ、インテリアはやや過剰ともいえる豪華さだ。総革張りのインテリアはウォルナットのトリムがほどこされ、前後席ともスタンダードモデル同様、ベンチレーテッド仕様となる。サウンドシステムは、合計1000Wの高出力を誇るBang&Olufsenのオーディオで、前2席のヘッドレストのうしろには6.5インチの液晶ディスプレイが埋め込まれる。この後席用エンタテインメントシステムはRSEと呼ばれ、ディスプレイが最適な目線の高さにくるよう調整される。そのほか、サイドシルには“RAPIDE LUXE”というプレートが取りつけられ、メインコントロールスイッチやキーの表面はガラス製となっているところが相違点。さらに、インテリアとコーディネイトした豪華なラゲージセットも装備。ビューティーケースやガーメントバッグなど6種類で構成されている。

エンジンや足まわりなど走行性能については手をくわえられていない。そのため、6.0リッターV12エンジンは350kW(470ps)/6000rpm、600Nm(61.2kgm)/5000rpmで、6速タッチトロニック2トランスミッションを介し、0-100km/hを5.3秒で駆け抜け、最高速度は303km/hとなっている。

現在のところ、価格や日本での販売時期についてはあきらかになっていない。

BRAND HISTORY
いまもっともクールなスポーツカーブランドとして、世界中から注目を集めているのが、イギリスのASTON MARTIN(アストンマーティン)だ。1914年にライオネル・マーティンとロバート・バンフォードにより設立された小さな会社は、アストン・クリントンと呼ばれるヒルクライム競技で成功をおさめたことからアストンマーティンのブランドを名乗るようになり、その後もモータースポーツやスポーツカーの歴史に輝かしい足跡を残す。

反面、経営の面では幾度も危機に追い込まれ、そのたびに救いの手が差し伸べられるという、まさに波瀾万丈の道を歩みつづけてきた。たとえば、1947年にオーナーとなったデイビッド・ブラウンは、優れた経営力とエンジニアリングのセンスを活かして、みずからのイニシャルを冠したスポーツカー「DB2」や、レース用マシーン「DBR1」で、その名前を残している。最近では、フォードがその株式を、プロドライブを創業したデイビッド・リチャード率いる投資家集団に売却したことが記憶にあたらしい。

しかし、アストンマーティンはいつの時代も漲るパワーと美しいスタイルを備えたスポーツカーづくりを貫いている。現在のラインアップは「V8ヴァンテージ」「DB9」、そして4ドアサルーンの「ラピード」とラインナップを拡げている。

           
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