MUSIC|アストル・ピアソラの名盤がクリスタルディスクに
LOUNGE / MUSIC
2015年2月6日

MUSIC|アストル・ピアソラの名盤がクリスタルディスクに

Astor Piazzola|アストル・ピアソラ

ドラマティックなタンゴの世界がクリスタルディスクに

モダンタンゴの“天才”が究極のメディアで鮮やかに蘇る

人気フィギュアスケート選手 高橋大輔氏のあらたなフリープログラムの楽曲に選ばれ、今後ますます注目が高まる天才タンゴ音楽家 Astor Piazzola(アストル・ピアソラ)の名盤『The Rough Dancer And The Cyclical Night (Tango Apasionado)』『Tango: Zero Hour』『La Camorra』の3作が、世界でもっとも優れた音質を誇るクリスタルディスクとなって蘇る。通常版CDもまた最新リマスタリングされたクリアな音質をもって復刻された。そしてこの究極のアルバムはrumorsにて販売中! 記事末にある“american clave”のロゴマークからアクセスを。


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「我われはこのレコードに魂を捧げた」 アストル・ピアソラ

アルゼンチンの大衆文化として生まれたタンゴ。日本では競技ダンスのひとつとして親しまれているが、もともとタンゴとは酒場で演奏されていた音楽に合わせ、人びとが感情のままに踊り楽しんだものであり、音楽は即興、ダンスにも決まった振付やスタイルがあったわけではない。クラシック音楽のように完成された旋律をなぞる“優等生な音楽”とは異なり、感情の赴くままに奏でられる音楽であった。

そんなタンゴの世界にあらわれたひとりの男。その名はAstor Piazzola(アストル・ピアソラ)。究極の異端児であり、究極の天才音楽家である。

1921年、タンゴ発祥の地アルゼンチンに生まれた彼は幼少期をアメリカで過ごす。1938年、17歳となった彼はラジオから流れるエルビーノ・バルダーロ楽団の演奏にこころ奪われ、タンゴの世界へのめり込んでいく。

そして1960年にバイオリン、バンドネオン、ピアノ、コントラバス、ギターからなる五重奏団を結成、その後活動の場をヨーロッパへと移した彼はつぎつぎに他ジャンルのミュージシャンたちとの交流を深め、バロックから現代音楽、ジャズ、ポップスにいたるまでさまざまな手法を自在にとり入れていった。そのあまりに斬新なスタイルは人びとを魅了し、タンゴ界に偉大なる音楽家が誕生した。

ヨーロッパで記録的なセールスをあげた名盤『The Rough Dancer And The Cyclical Night (Tango Apasionado)』はウォン・カーワァイ監督の代表作『ブエノスアイレス』でも使用され、言葉にならない感情をピアソラのタンゴが物語るシーンも。

ピアソラが作りだす音は一瞬で空気を変える。あっという間に飲み込まれ、その世界に夢中になってしまう。もちろん、日本を代表するトップアーティストもしかり。アストル・ピアソラの世界に魅せされた彼らにその魅力を聞いた。

「ラテンジャズのアーティストらをフィーチャーした異色作『The Rough Dancer And The Cyclical Night』。

パッケージに生涯最高傑作とみずから記した
『Tango: Zero Hour』。

壮絶な気迫を圧倒的なスケールで聴かせる
『La Camorra』。

大のピアソラフリークであったキップ・ハンラハンがプロデュースを手がけたピアソラ晩年の表現主義的なNY3部作がこれほどまでに豪華な仕様でよみがえるとはさすがの本人もあの世で驚いているのではないだろうか。リベラルな表現者の軌跡がここに」──松浦俊夫

「絹の糸のドレスのような、でも相反して鋼のような硬質の鎧が冷静と情熱のあいだを紡ぐ緊張感で満ちている。

クラシックとジャズのインプロビゼーションに潜む、ある種の“洒落”のようなパタフィジックもふくめ、男は憧れと尊敬の念を抱かざるを得ないってことです。

ピアソラ。素晴らしいに決まってるじゃないですか」
──須永辰緒

「そもそも南米都市音楽中、もっとも異形であったアルゼンチンタンゴの、もっとも異形であったピアソラの作品のなかの、もっとも異形なプロデューサーによって製作された、
もっとも異形な。

つまりは反転し、

もっとも正統にして、

古典でありつづける作品」──菊地成孔

今回リリースされたアストル・ピアソラ作品クリスタルディスク、SACDリマスター盤は、先にも述べた『The Rough Dancer And The Cyclical Night (Tango Apasionado)』、ピアソラ新五重奏団、不朽にして最後の作品となる『La Camorra』、そしてピアソラ自身が「生涯最高の録音」と語り、歴史的名盤にして新五重奏団の最高傑作と称される『Tango: Zero Hour』の3作品。すべての音楽ファンに生涯一度は聴いてもらいたい選りすぐりのタイトルである。

アストル・ピアソラの世界がここに、最高の音にふさわしい究極のCDフォーマット「クリスタルディスク」となって鮮やかに蘇る。タンゴ上級者も初心者も、タンゴには興味がないとおっしゃる方も、“ジャンル”という枠には到底収めきれないピアソラの音にぜひ一度触れていただきたい。我われの想像をはるかに超えた天才の世界に出会えるだろう。

仕様|CRYSTAL DISC EDITION
価格|9万9750円

通常盤

仕様|SACD/CD Hybrid Edition
価格|3000円

仕様|CRYSTAL DISC EDITION
価格|9万9750円

通常盤

仕様|SACD/CD Hybrid Edition
価格|3000円

仕様|CRYSTAL DISC EDITION
価格|9万9750円

通常盤

仕様|SACD/CD Hybrid Edition
価格|3000円

究極のクリスタルディスク3枚組スペシャルボックス
『ASTOR PIAZZOLLA THE LATE MASTERPIECES The Complete Work』

仕様|CRYSTAL DISC EDITION (3枚組BOX)
価格|26万2500円
※収録曲はすべて通常盤と同様

           
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