ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター

ブランド初の10進式ミニッツリピーター

ボタンを操作すると現在の時刻を音色で伝えるミニッツリピーターは、トゥールビヨンと並んで、機械式時計最高の複雑機構である。それをブランドの象徴的なモデルのひとつであり、独創的なデジタル式の時分表示を持つ「ツァイトヴェルク」に搭載した。

この時計のために開発された、自社製Cal.L043.5を搭載し、【低音＝時、重複音＝10分、高音＝分】と、真ん中の重複音が10分単位（通常のミニッツリピーターは15分単位）という、珍しいが、わかりやすい機構を採用。

音響にもこだわり、音感に優れた時計師が２つのハンマーとゴングの奏でる音の余韻にまで配慮して、ケースや機構を調整する。創業者の生誕のメモリアルに相応しい、逸品時計が誕生した。

ケース｜プラチナ
直径｜44.2m
厚さ｜14.1mm
ムーブメント｜手巻き（Cal.L043.5）
パワーリザーブ｜36時間
機能｜回転ディスクによるデジタル式時分表示、10進式ミニッツリピーター、パワーリザーブ表示
ストラップ｜アリゲーター
防水性｜日常生活防水
発売時期｜11月以降予定
価格｜未定（＊ドイツ国内で発売予価44万ユーロを予定）

ランゲ1

ブランドのアイコンが大きくリニューアル

創業者の生誕200年に、ブランドの復興モデル第1号であり、もはや永遠の定番と呼ぶに相応しい「ランゲ 1」がさり気なく、だが、大きく刷新された。大きな変化は、ムーブメントの変更だ。新しく搭載するCal.L121.1は同社が開発したちょうど50個目のムーブメントだ。これまでの基本スペックを継承しつつ、テンプを大型化。C型の偏心錘による精度調整機構を導入。

さらに、独自のアウトサイズデイトは、零時頃に瞬間的にディスクが送られるようになった。ムーブメント厚は薄くなり、ケース厚も0.2mm薄くなった。外観は、ベゼルをやや薄めに改め、ケース径に変更はないが、文字盤と時計自体を大きく見せる。優れた基本デザインはそのまま、ブランドのアイコンが進化したのだ。

ケース｜18Kイエローゴールド
直径｜38.5mm
厚さ｜9.8mm
ムーブメント｜手巻き（Cal.L121.1）
パワーリザーブ｜72時間
機能｜時分表示ダイヤル、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、パワーリザーブ表示、2枚のディスクによる日付表示（アウトサイズデイト）
ストラップ｜アリゲーター
防水性｜日常生活防水
発売時期｜6月以降予定
税込予価｜370万9800円

ダトグラフ UP/DOWN

模範的なクロノグラフに新ケース

クロノグラフの名品である「ダトグラフ」が、パワーリザーブ表示を装備して現在の「UP/DW0N」となったのは2012年のことだ。クロノグラフの制御はコラムホイールで行い、その動作は円滑そのもの。フライバック機能やプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターなどの機能性にもあふれた高品位のクロノグラフの模範的な存在である。

この「ダトグラフ UP/DOWN」に、2015年、18Kピンクゴールド製のケースバリエーションが誕生した。肌へのなじみもよく艶やかなピンクゴールドを採用。ブラック文字盤との組み合わせで、ラグジュアリー感を醸し出すカラーリングとなり、この名品に華を添える。

ケース｜18Kピンクゴールド
直径｜41mm
厚さ｜13.1mm
ムーブメント｜手巻き（Cal.L951.6）
パワーリザーブ｜60時間
機能｜時分表示ダイヤル、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、クロノグラフ（30分積算のプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター付き、フライバック機能）、パワーリザーブ表示、アウトサイズデイト
ストラップ｜アリゲーター
防水性｜日常生活防水
発売時期｜5月以降予定
税込予価｜856万4400円

A.ランゲ＆ゾーネ
Tel.03-3288-6639
http://www.alange-soehne.com/