Jaguar XJ|ジャガーXJシリーズ
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2015年4月16日

Jaguar XJ|ジャガーXJシリーズ

Jaguar XJ|ジャガーXJシリーズ

まったく新しいフォルムをまとって登場

ジャガーは、そのラインナップのなかでもっとも重要な位置を占めるモデル、新型「XJ」を発表した。

文=ジラフ

新世代のアルミボディと斬新なエクステリア

この新型「XJ」の大きな特徴は、新世代のアルミボディと斬新なエクステリアデザインにほかならない。

新型「XJ」も現行モデルと同様、ショートボディとロングボディが設定されるが、その大きさはショートでも、現行モデルから全長で32mm長く、全幅は5mm狭く、全高で14mm高い。具体的には、全長5123×全幅1895×全高1448mmと発表されている(ホイルベースは3032mmで変わらず)。ロングは125mmストレッチされ、ホイールベースも3157mmといる。

ボディサイズは長くなったものの、この新型「XJ」は新世代アルミボディ構造を採用したことで、競合車であるメルセデスSクラスや、BMW7シリーズと比べて約150kgも軽くなっているという。また使用されるアルミの50%はリサイクル素材が用いられ、新型パーツの85%はリサイクルが可能だ。

また新型「XJ」のボディは、そのデザインでも歴代XJとは一線を画すものとなっている。XJといえば、低く抑えられた車高とロングノーズ&ロングデッキというスタイルが伝統として採用されてきたが、今回の新型は、その伝統を打ち破る、まったく新しいフォルムを身にまとっているのだ。

まず目につくフロントフェイスは、先に発表されている「XF」に通じるデザインを採用。強く寝かされたリアウインドウもまた「XF」を彷彿とさせるデザインとなり、クーペスタイルを採用していることに気づくだろう。

トップグレードには510psのV8+スーパーチャージャー

エンジンは、3世代目となるV8。「スーパースポーツ」と呼ばれるトップグレードには、直噴5.0リッターV8スーパーチャージャーを搭載する。発表されたスペックは、最高出力で510ps、最大トルクは63.8kgmを発揮。0 - 96km/h加速は4.7秒、最高速は250km/h(リミッター作動)を記録するという。また「スーパーチャージド」と呼ばれるグレードには、そのエンジンをデチューンしたものが搭載され、最高出力470ps、最大トルクは58.6kgmとなる。

「プレミアムラグジュアリー」「ポートフォリオ」に搭載される、自然吸気の直噴5.0リッターV8は、最高出力385ps、最大トルク52.6kgmを発生するという。

「ラグジュアリー」「プレミアムラグジュアリー」「ポートフォリオ」の3グレードには、3.0リッターV6ツインターボのディーゼルエンジンが搭載されるという。このエンジンはパワフルで、最高出力は275ps、最大トルクは61.2kgmを記録。0 - 96km/h加速5.9秒、最高速度250km/h(リミッター作動)という動力性能を実現させた。それでいながら環境性能も優秀で、欧州複合モード燃費14.2km/ℓ、CO2排出量184g/km、排出ガス性能はユーロ5に適合しているという。

インテリアにかんしてもジャガーらしさが表現され、伝統のクラフツマンシップによってクラシカルでラグジュアリーな空間が演出されている。採用される素材は、もちろん最上級のレザーやウッドが奢られる。トランク容量は大型スーツケースが2個積載可能な520リッターとなっている。

新型XJは、すでにヨーロッパで予約の受付を開始。2010年のはじめごろには、デリバリーも開始される予定だという。
英国での価格は5万2500ポンド(約796万円)からとなる。

           
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