第28回 08年春ビューティトレンド(4)アドバイス編「スキンケア」
Beauty
2015年3月11日

第28回 08年春ビューティトレンド(4)アドバイス編「スキンケア」

小林ひろ美が指南! 2008年春 ビューティトレンド(4)
パーソナル編「私だけのビューティトレンド」

春から夏にかけての肌は、ほこりや皮脂、汗による、毛穴の詰まりや角質肥厚が悩み。紫外線や大気汚染のストレスも相当受けます。そこで小林さんにうかがいました。「ひろ美さん、なにかいい商品ありますか?」

まとめ=染谷晴美(本誌)語り=小林ひろ美Photo by Jamandfix

ナイトクリームで肌細胞を若返らせる

汚れを落として、うるおして、栄養成分を与えてフタをする、ということがきちんとできていれば、寝ているあいだに細胞分裂が加速して、新しい細胞が生まれてきます。となれば、夜のスキンケアには少しちからを入れたい。そこでナイトクリームです。

私がいまいちばん好きなクリームは、『アニックグタール』の「クレーム スプレンディド ニュイ」。ビタミン、ミネラルがたっぷりで、眠っているあいだに疲れた肌の回復と栄養補給を助けるエッセンシャルオイルも豊富に配合。朝目覚めたときのお肌はすべすべです。

アニックグタールは香水で有名なブランドだけに、香りも素晴らしい。100%ローズなのですが、ここに使われているのは一般的なダマスクローズやブルガリアンローズなどではなく“野バラ”なんですね。だから、葉っぱの香りがする。つけて寝ると、布団の中でからだが温まるにつれ香りが立ち上ってくるので、アロマセラピー効果でぐっすり眠れます。

小林ひろ美が指南! 2008年春 ビューティトレンド(4)<br><br>アドバイス編「夏に向けてのスキンケア」

スクラブで透明感を引き出す

毛穴の開きや角質肥厚が進むと肌はごわつき、くすみを引き起こします。せっかく明るいメイクが映える季節なのに、ベースとなるお肌がくすんでいては台なし。表情も老けてしまいますね。
日ごろのケアで、肌表面をクリアになめらかに、毛穴も目立たなくさせるなら、やっぱりスクラブ。『イヴロム』の「レスキューマスク」はいいですよ。細かくクラッシュしたアーモンドが入っているので、洗ったあとの肌はつるっつる。美白ケアを終えて少し経ったあたりで行うと、いっそう透明感が出ます。イヴロムはイギリスのブランド。日本でも最近とても人気がありますね。ショップも増えています。

小林ひろ美が指南! 2008年春 ビューティトレンド(4)<br><br>アドバイス編「夏に向けてのスキンケア」

左より、ブリスパのボディ用スクラブ「レモンピール」、イブロムの「レスキ
ューマスク」、アニックグタールの「クレーム スプレンディド ニュイ」(すべて私物)

不要な角質が取れると新陳代謝が活発になって、肌のターンオーバーが促進されるので、若々しくきれいな肌がよみがります。夏に向けては肌の露出も増えるので、顔だけでなく、ボディもケアしましょう。
そして、こういう“落とすケア”をしたあとは必ず、紫外線ケアを強化してほしい。みなさん、攻めるケアには夢中になるのですが、“守るケア”は忘れがちです。攻めの美容は必ず保護をしたうえで行わないと、かえって悪影響を与えることになってしまうので要注意です。

まつげは、伸ばせる、増やせる!?

濃く長いまつげは、目を大きく美しく見せてくれる。それゆえ、マスカラにこだわる女性はとても多いのですが、最近は、“だったら増やしてしまおう”という考え方も選択肢のひとつになっています。まず、まつげのエクステンション。そしてもうひとつが“まつげを伸ばす美容液”です。

小林ひろ美が指南! 2008年春 ビューティトレンド(4)<br><br>アドバイス編「夏に向けてのスキンケア」

左:M・A・C「LIQUIDLAST LINER」、右:ジャンマリーニ「エイジ インター
ベンション アイラッシュコンディショナー」(ともに私物)

『ジャンマリーニ』の「エイジ インターベンション アイラッシュコンディショナー」は、毎晩寝る前に、まつげの生え際にツツーッと塗るだけで、まつ毛がだんだん濃く長くなってくるというもの。形状も使い方も、ちょうどリキッドのアイライナーのような感じですね。

日本の通販では、だいたい2万5000円くらいで販売されています。美容液にしてはちょっと高価ですけど、飛ぶように売れているんですよ。なんといっても、最終的に仕上がるのは、自前のまつげ。エクステは1回1万5000円前後ですが、自毛が伸びてきたらつけ直しが必要なため、延々とお金がかかってしまう。そこがネックですね。

発色のいい、明るいカラーを目もとに

暗くて重いディープカラーの冬が終わり、街はだんだんとカラフルに染まってきています。とくに今年の春夏ファッションは、色と柄とアートが一気にあふれてくるので、メイクも明るく!

色を楽しむなら、やっぱり目もとですね。とくにアイライン。カラーを、上だけ、下だけ、きわだけ、というようにアクセント的に取り入れるのがポイント。今年は、明るくきれいな色味のアイライナーが数多く出ているので、お気に入りを探してみてください。私のおすすめは『M・A・C(メイクアップ アート コスメティックス)』のリキッドライナー。たくさんの色が揃っていますが、中でもとくにグリーンブルーの「アクアライン」が美しい。ゴールドパールの効いたメタリックで、すごくきれいな色。今年顔になれます。

次回は最終回「パーソナル編~私だけのビューティトレンド」です。お楽しみに!

niliya(ニリヤ)

           
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