Secrets behind the Success|連載第9回「フェアファクス」代表取締役 慶伊道彦さん
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2015年6月22日

Secrets behind the Success|連載第9回「フェアファクス」代表取締役 慶伊道彦さん

ビジネスパーソンの舞台裏

第9回|慶伊道彦さん(フェアファクス代表取締役)

アメリカに学ぶ普遍のスタイル(1)

ビジネスで成功を収めた成功者たちは、どう暮らし、どんな考えで日々の生活を送っているのだろう。連載「Secrets behind the Success」では、インタビューをとおして、普段なかなか表に出ることのない、成功者たちの素顔の生活に迫ります。

日本のメンズ・クロージング界において、その名を知らない人はいない永遠のIVY少年、慶伊道彦(けいい・みちひこ)さんが創業したネクタイブランド「FAIRFAX(フェアファクス)」は、現在では日本国内の有名百貨店はもとより、アメリカのバーニーズにも逆輸入されるほどの人気ぶりだ。その慶伊さんが語る、ビジネスのなかで最も大切にしていることとは? さらにはワードローブの購入先から、行きつけのバー、休日の過ごし方まで、あらゆる質問に答えていただいた。

Photographs by NAKAMURA Toshikazu (BOIL)Text by TSUCHIDA Takashi

いまの流行には、媚が見える

――はじめに慶伊さんのビジネスツールを見せていただけますか?

ぼくが愛用しているものはエルメスの手帳、ただひとつ。使い古しては、また同じものを購入して、もう30年くらい使いつづけているのかな? このカバーで3代目だったと思います。メモは付箋に書いてスケジュール表に貼り、終わったら捨てる。カバーのポケットには、ちょうど名刺が入ります。

それからモンブランの万年筆と、カランダッシュのボールペン。このボールペンは色違いで3~4本持っていますね。仕事道具はほんとにこれだけ。一応、社長なので、カバンとかは持ち歩かないです。

――ボールペンのほかに、万年筆も携行しているのですか?

そう。気分的に万年筆で書きたい時もありますから。万年筆は自分の個性が出せるから好きです。文字に表情がつきますからね。仕事でお世話になった方に手紙を書くとか、そういうシチュエーションでは必ず万年筆を使います。

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仕事道具はエルメスの手帳とモンブランの万年筆、カランダッシュのボールペン

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インディアンもののアクセサリーがラッキーアイテムだという

――慶伊さんにとってのラッキーアイテムとはなんでしょう?

ぼくはいつもインディアンものを身につけているんですね。指輪はランダーブルーというターコイズのなかでも希少性が高いとされている石。バングルは“コインシルバー”と呼ばれる本物の銀貨を潰して製作されたコレクターズアイテムです。

ラルフローレンがかつて描写したウエスタントラッドに触れたときのインパクトが大きくてね。アメリカのインディアン・アイテムに憧れるようになって。どこかに身につけていたいと思うようになったんです。

――指輪とバングルは、どちらで購入なさったのですか?

両方とも代官山の「GOD TRADING(ゴッド トレーディング)」という店で買い求めました。インディアンジュエリー界において、ぼくが日本で一番優秀だと思うショップです。これらはすべて一点モノ。店頭で、たまたま出合ったものです。そういう意味では、ぼくのラッキーアイテムと言っていいんじゃないかな? それに女性たちのジュエリーと違って、付け替えたりせず、毎日身につけていますから。

――慶伊さんの普段のワードローブについても、教えてください。

ぼくの服はすべて注文服。主に、渋谷の「Tailor Caid(テーラーケイド)」で仕立てています。シャツはロンドンのサヴィル・ローにある「Stephen Lachter(ステファン・ラヒター)」(注・2011年に職人仲間と新会社を立ち上げ移転)でオーダー。帽子は「KIJIMA TAKAYUKI(キジマタカユキ)」にリクエストして作ってもらっています。

そして眼鏡は「GROSS(グロス)」。このフレームも、ぼくがデザインしたオリジナルです。

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「男目線の服装が好き」と語る慶伊さん

――慶伊さんがオリジナルにこだわる理由はなんですか?

いや、世の中がぼくを相手にしてくれないから(笑)。本当は既製服の方がコストパフォーマンスの面でもいいんです。でも、サイズと感覚でズレがある。

まずはサイズです。ぼくのようなチビは、既成服メーカーには相手にしてもらえないんですね。加えて、感覚的にもいまの服はぼくにとってはモダンすぎます。ファッションすぎて嫌なんですね。

これは感覚的な表現になるかもしれないけれど、デザインが女性目線なんです。女の人たちにウケる格好ばかり。

――媚が見えるんですね。

そう。あるときはイタリアすぎて、そしてあるときはイギリスすぎる。

ぼくは男目線の服装が好きです。それはつまり普遍のスタイル。1950年代、60年代の松竹や東宝映画に登場する俳優たちの格好ですね。男から見て、カッコいいと思える服装です。

――そうしたこだわりは、慶伊さんがフェアファクスを立ちあげられたキッカケにもつながるのですか?

そうですね。ぼくはそういうシーンをずっと追いかけてきた気がします。

「ゴッドトレーディング」
営業時間|12:00~21:00
水曜定休
住所|東京都渋谷区恵比寿2-11-11 ニュー恵比寿ハイツ103号
Tel. 03- 3770-7271
http://sokuza.com/3452/

「ケント ヘイスト&ラヒター」(旧ステファン・ラヒター)
営業時間|アポイント制
住所|7 Sackville Street, London, W1S 3DE United Kingdom
Tel. +44-20-7734-1433
http://kenthaste.co.uk

「グロス」
営業時間|11:00~20:00
住所|東京都中央区銀座2-5-18 銀座白井ビル1F・B1F
Tel. 03-5579-9890
http://www.gloss-eyes.com

「テーラーケイド」
営業時間|月曜~土曜 11:00~20:00、日曜・祝日 11:00~18:00
木曜、第2・4日曜定休
住所|東京都渋谷区宇田川町42-15 中島ビル2F
Tel. 03-6685-1101
http://www.tailorcaid.com

「キジマタカユキ」
営業時間|12:00~20:00
住所|東京都渋谷区恵比寿西2-17-4 イースト代官山1F
Tel. 03-3770-2174
http://www.kijimatakayuki.com

ビジネスパーソンの舞台裏

第9回|慶伊道彦さん(フェアファクス代表取締役)

アメリカに学ぶ普遍のスタイル(2)

老舗ネクタイ屋に就職、ラルフローレンに出会う

――IVYブーム全盛時代に、慶伊さんは学生時代を過ごされていたんですね。

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はい、ぼくがネクタイを着用するようになったのが18歳ぐらい。IVYルックが注目されはじめた1967年ごろの話です。当時のIVY少年は、みんなネクタイを締めていたんですね。それは少年が、大人の男になるための通過儀礼でもありました。

ぼくがはじめて手に入れたのは、「菱屋」といういまは無き老舗ネクタイ屋の黒のニットタイとポプリン織りのレジメンタルタイ。ポプリンとは平織りのスタンダードな織り方です。その「菱屋」に、ぼくはやがて勤めることになる。当時は学生運動が激しく、就職するにも厳しい時代。ですからまずは丁稚奉公(でっちぼうこう)をしたんです。

当時のネクタイ屋とは、いまで言えばスニーカーショップみたいなものです。そこでぼくは、自分ではじめて購入したネクタイと同じものを、今度はお客様にお勧めして、大ヒットを飛ばしました。店で大量に売ったんですね。

振り返ると、それが自分の原点だった。

――日本で初めてポロ・ラルフローレンと契約したのが菱屋。その時の契約締結を導いた担当者が慶伊さんだったとお聞きしています。

ええ。1971年にNYとワシントンに出張に行き、ポロ・ラルフローレンというブランドを初めて知りました。このブランドは、その時、すでにアメリカで大ヒットしていましたが、日本ではまだ存在が知られていなかったんですね。IVYしか知らなかった自分も、ラルフローレンの“ニュートラッド”の世界に、ある種のカルチャーショックを受けました。

それから2年後、ネクタイのみの短期間契約ではありますが、ポロ・ラルフローレンブランドの日本での販売契約を結びます。ラルフローレンは、ネクタイブランドとしてスタートしましたから、彼自身、ネクタイに並々ならぬ思い入れがあって。きっと老舗ネクタイ屋ならいいだろうと思ってくれたのでしょう。

これは自慢話になってしまいますけど、ラルフローレンの当時のオフィスとデリバリーハウスを知っているのは、日本ではおそらくぼくだけですよ。

――そのビッグブロジェクトを成功させた後、1976年に「菱屋」を退職。そして、会社を設立なさったんですね。

はい。その通りです。

小さくてもラグジュアリーでありたい

――社名のフェアファクスは、アメリカのワシントンにあったホテルの名前から取られたんですね?

そう。はじめは「RyuFashion(リューファッション)」としていたんですけど、これじゃダメだと。独立から3年後の1980年、その年の『GQ』8月号に掲載されていたホテルの記事を見て、すぐに社名変更したんです(笑)。

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社名は雑誌『GQ』で偶然見つけた、アメリカのワシントンにあったホテルの名前に由来する

――いわゆるスモールラグジュアリーホテルですか?

ええ。ホテルの雰囲気を掴むために、幾度となく足を運びました。当時はまだワシントンに行く人もそれほどいなかったから、とても貴重な体験です。

アメリカで大人の世界を知ろうと思うと、クラス社会に行き着くんです。ワシントンにはホワイトハウスがあり、クラス社会が残っていました。そうした雰囲気は、ホテルで掴むのが手っ取り早い。とりわけホテルのバーは、大人の入り口なわけです。フェアファクスホテルの建物は現在も残され、リッツ・カールトンホテルとして営業をつづけています。

小さくてもラグジュアリーでありたい。それが社名に込めた思いです。

――精神性の高みを目指す、その意気込みが伝わってくるようですね。

ぼくには「座右の銘」なんてカッコいいものはありません。あるのは“身の丈”と“やせ我慢”。マスマーケットには行かない。アパレルにはならない。極めて自分の身の丈にあったところで、やせ我慢をして、スピリットをコアにする。そういう感覚が自分のやり方なんです。

我が社は、現在、ウェアも扱っていますが、それはあくまでネクタイのスピリットを高めるためのものです。

――ところで、慶伊さんにとってのアメリカの良さってなんですか?

ひと言で表現するならスタンダード。奇をてらっていないという面では、イギリスやイタリアとは少し違うと思いますね。彼らは貴族社会からの慣習を残しているでしょう。アメリカの場合は、それを完全に一般化している。そこが好きですね。

――大量生産のなかで、ハイクオリティを狙っていく。大衆のための高品質……。

そういうことですね。その方が、より削ぎ落とされた洗練さが表れているような気がして、ぼくは好きなんです。いろんな好みはあるとは思いますが、ぼくの場合は、少しチープな方が性に合っているんでしょう。

ビジネスパーソンの舞台裏

第9回|慶伊道彦さん(フェアファクス代表取締役)

アメリカに学ぶ普遍のスタイル(3)

男には、バーで学ぶべきことがある

――現在も営業をつづけているバーで、お気に入りの場所はありますか?

いまですと「The Lowell Hotel(ザ・ローウェル・ホテル)」というホテルのジャズバーが好きです。NYのアッパーイーストにあります。それから「Four Seasons Hotel New York(フォーシーズンズホテル ニューヨーク)」のバーも好き。

街中のバーとしては、銀座の「テンダー」に足繁く通います。ここはぼくの精神面での鍛錬場です。じつは最近、ホテルのいいバーがなくなってきているんですよ。少しお洒落になりすぎてしまって、どこか嫌なんです。そこで昔のイメージを残している街のバーへと気持ちが傾く。

バー「テンダー」の上田さんは、50年近くシェイカーを振りつづけてきた大ベテラン。世界一のマティーニをつくりますね。ぼくはマティーニが大好きなんです。アルコールは強い方ではありませんが、強い酒が大好き。アメリカン・トラッドですから、マティーニを飲まなければダメなんです(笑)。

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――バーは大人の社交場ということでしょうか?

そうですね、そこには昔ながらのオヤジがいて。そういうところでは学ぶことがたくさんありますね。

――本当は人に教えたくないレストランはありますか?

ぼくは食事にはあまりこだわりませんが、ワインにはちょっとうるさい。ホテルの中でもバーにこだわるのと一緒で、食事よりもワインリストに目が行くんです。しかも、ピノ・ノワールしか飲まない。フランスだとブルゴーニュのワインです。

――ブルゴーニュの味わいってすごく難しくないですか?

ぼくみたいなものです。あっさりしていて、濃い(笑)。日本人はボルドーを好みますが、ぼくは嫌です。ソムリエではないから、品種とか生産者とか、そういったことは店に任せる。自分が気に入った店に行き、そこのカウンターで飲む。ただそれだけです。

先ほどのレストランに関する質問ですが、2軒だけ挙げます。西麻布の「キッサコ」と広尾の「ビストロun coup」。

どちらも小さなお店です。でもブルゴーニュワインに力を入れている。ぼくはいま「ニュイ=サン=ジョルジュ」という村のワインが気に入っていますね。ロマネ村の隣にある村です。ワインの味わいですか? 自分はソムリエじゃないから、言葉では言い表せないなぁ。よかったら一度試してみてください。

この2軒はグラスワインでも、上物のワインを味わうことができます。そこがぼくが気に入っているポイントです。フルボトルじゃなくていいことは、ぼくにとって大事なことなんです。1本は飲めませんから。最近では素敵な女の子と飲む機会も、しばらくご無沙汰しているからね(笑)。

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西麻布の「キッサコ」。店名には、季節の食材を使った料理とワインを、ゆったりと味わってほしいという意味が込められている

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広尾の「ビストロun coup」。自然派ワインと彩り豊かなビストロ料理を楽しむことのできる店だ

――休日にはなにをして過ごされていますか?

身体を動かすのが好きなので、春から秋にかけてはゴルフ、冬にはウィンタースポーツ。

雨が降ったら、家でカウチを決め込むか、映画館に行きます。昔の人間は、映画が好きなんですよ。いまはろくな映画がないから、若者がかわいそうです。デジタルで作り込んだようなものは、漫画と一緒。昔の映画には、ふつうの世界がある。だからいいんですね。

――愛読書としてお持ちいただいた書籍とは、どんな関連のものですか?

『オン・ザ・ロード(On the Road)』関連でジャック・ケルアック。ビート・ジェネレーションを代表する作家です。彼のポエムを朗読する喫茶店とかも、かつてはあったりして。ぼくはその世代じゃないんですけれども、そうしたものに憧れた。

彼らのムーブメントは、ジャズや映画や芸術に多大な影響を与えたんですよ。むしろ、その後のアメリカ文化は彼らがつくったようなものです。

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――こちらのレコードはバスキアが関係しているんですか?

そう。ぼくはバスキアが大好きなので。バスキアは最初に「グレイ」というバンドで音楽デビューしたんです。ただあまり売れなかった。売れてないからレコードも枚数が残っていない。ですから、これらはいまではプレミアがついてしまって、1枚10万円ぐらいするんじゃないかな?

ぼくは全部5ドル程度で買っていますよ。1980年代のニューヨークで、バスキアがデビューしたと同時にファンになって買ったんです。内容は80年代のテクノですね。ヒップホップも入ったり。

ぼくらの世代はみんなアメリカから入りましたから。普通の人は、そこからイタリアやイギリスに行く。ただぼくの場合は、アメリカに気持ちが留まっているだけです。

――定期的にチェックなさっている情報ソースはありますか?

自分は年2回、ニューヨークに必ず行くんです。そこで得た情報が、自分にとっての正しい情報ですね。自分の目と足を使って、NYのすべてを見ます。

それこそ朝はニュース番組を観るわけです。番組にはニュースキャスターが映っています。その彼らの服装を研究するわけですね。各局ごとに観ていくと、1日でコーディネイト写真が50枚くらい撮れるんです。

そして夜には三ツ星レストランに行きます。そこでもいまの服装が分かるじゃないですか。もちろん、日中に市場調査することもあります。そういう生の情報に当たることが一番大切なことです。

――メディアの編集フィルターを通った情報ではない、ということですね。

ええ。もちろん雑誌や新聞、インターネットなどもチェックはします。ただ、自分自身でなにかを感じないとダメなので。

「ザ・ローウェル・ホテル」
住所|28 East 63rd Street New York, NY 10065 United States
Tel. +1-212-838-1400
http://www.lowellhotel.com

「テンダー」
営業時間|月曜~土曜 17:00~25:00(LO 24:30)
日曜・祝日定休
住所|東京都中央区銀座6丁目5-15 能楽堂ビル5F
Tel. 03-3571-8343

「ビストロun coup」
営業時間|ランチ11:30~14:00、カフェ 14:00~15:45、ディナー 18:00~22:00(ワインバーは24:00まで)
日曜定休
住所|東京都港区南麻布4-2-49 2F
Tel. 03-6277-0889
http://www.bistro-uncoup.com

「フォーシーズンズホテル ニューヨーク」
住所|57 East 57th Street New York, NY 10022 United States
Tel. +1-212-758-5700
http://www.fourseasons.com/newyork/

「キッサコ」
営業時間|18:00~27:00(LO 25:30
日曜・祝日・第1月曜定休
住所|東京都港区南麻布5-1-1 PLAZA KAY 2F
Tel. 03-5475-5920
http://www.kissako.jp/kissakoHP/welcome.html


インタビューの最後に「自分の仕事は、理想のVゾーンをこれからも考えつづけていくこと」と答えた慶伊さん。アメリカに学ぶ媚びない男のスタイルを胸に抱き、“永遠の少年”は、さらなるコアを追い求めていくのだろう。カッコいい。実にハードボイルドな世界だ。

そして慶伊さんが、いま注目するのがNYのブルックリン。マンハッタンから多くのアーティストが移り住み、新たな文化圏が形成されつつあるこの地で、アメリカン・トラッドが今後どのような洗練を見せるのかが、彼の一番の興味だという。

Secrets behind the Success|慶伊道彦さん 16

慶伊道彦|KEII Michihiko
1976年、青山にてネクタイブランド「FAIRFAX(フェアファクス)」を創業。東京発“ボールドトラディショナル”を切り口にし、現在では、ドレスシャツも手掛ける。フェアファクスという社名は、当時ワシントンにあった、フェアファクスホテルからインスパイア、小さくても知性、品格、歴史の感じられるブランドを目指す。現在、スーツスタイルのアレンジに役立つアイテムを厳選して紹介する『フェアファクスの提言』をOPENERSで連載中。

           
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