ボルボ、最新安全技術「サイクリスト検知機能」を発表|Volvo
CAR / NEWS
2015年4月6日

ボルボ、最新安全技術「サイクリスト検知機能」を発表|Volvo

Volvo |ボルボ

ボルボが新技術を投入

人も自転車もどちらも感知

ボルボ・カー・ジャパンは最新安全技術「サイクリスト検知機能」を搭載した「追突回避・軽減フルオートブレーキ システム」を発表。「XC90」を除く2014年モデルに採用し、販売を開始した。

Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)

障害物や歩行者にくわえ自転車も検知可能に

近年スポーツやレジャー、通勤などで、自転車を愛好するサイクリストが増えるいっぽうで、マナー違反が原因の事故や、同じ車道を走る自動車との接触、衝突する事故の危険性が高まっているという。公益財団法人の交通事故総合分析センターによる自動車と自転車との事故についての調査では、「追突事故」の致死率が出合い頭の事故と比較し約10倍と圧倒的に高くなっており、また、四輪運転者の事故の要因のうち、「ドライバーの不注意」が約80パーセントと、そのほとんどを占めている。

ボルボでは、2020年までにボルボ車での死者や重症者をゼロにするという「ビジョン2020」の実現の一環として、対自転車事故を減少させるべく、今回あらたに「サイクリスト検知機能」を開発、採用した。

「サイクリスト検知機能」と呼ばれるこのシステムは、時速4km/hから80km/hのあいだで作動。前方を自車と同方向に走る自転車を検知し、不意に自転車が進路変更し自車の前に飛び出してきた場合、最高で0.8Gから1.0Gという急ブレーキを音と光による警告とともに自動でかけ、事故を未然に防ぐ。

自車速度が50km/h以下で、かつ自転車との相対速度が15km/h未満の場合は、衝突を回避することが可能で、自車の速度が50km/h以上の場合ないし自転車との相対速度が15km/h以上の場合でも、衝突被害を軽減することができる。

Volvo|ボルボ

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ただし、この「サイクリスト検知機能」が検知できる自転車には条件があり、地上70cm以上の高さにリア リフレクター、つまり反射板をそなえた大人用の自転車とアナウンスされている。

この「サイクリスト検知機能」つきの追突回避・軽減フルオートブレーキシステムは、単体装着することはできず、全車速追従機能つきアダクティブ クルーズ コントロールなどとともに、20万円の安全システムオプションである「セーフティパッケージ」に含まれる。

60シリーズの2014年モデルも発表

「サイクリスト検知機能」の発表にあわせて、ボルボ「S60」と「V60」、そして「XC60」の2014年モデルも発表された。

エクステリアデザインは、従来モデルにあったグリル横の「DNAライト」を廃しフロントグリルをワイド化、水平基調のデザインとした。さらにフロントバンパー低位置へのLEDライトの追加やVシェイプを強調するプレスラインを取り入れた新ボンネット形状など、変更は細部にも及んでいる。

インテリアをみると、メーターパネルが「V40」とおなじ、液晶メーターパネルとなり、視認性を向上させたほか、シフトノブのデザイン変更、ステアリングホイールヒーターが設定された。また、T4 レザーパッケージ装着車とT6 AWDにはスポーツシートがオプションで用意される。

Volvo|ボルボ

2014年モデルでは前述の通り「アドバンスセーフティ」が強化された。自動停止ブレーキである「シティセーフティ」の動作領域の上限も従来の時速30km/hから時速50km/hへと改善されている。

さらにセーフティパッケージとアクティブベンディング デュアルキセノンヘッドライトの装着車では、対向車のライトや先行するクルマのテールライトをカメラセンサーで感知し、ハイビームでも相手がまぶしくないように調光をおこなう「フル アクティブ ハイビーム」を採用した。

2014年モデルのプライスは以下のとおりとなる。

Volvo S60|ボルボ S60
S60 T4|379万円
S60 T4 SE| 409万円
S60 T6 AWD|539万円

Volvo V60|ボルボ V60
V60 T4|399万円
V60 T4 SE| 429万円
V60 T6 AWD|559万円

Volvo XC60|ボルボ XC60
XC60 T4|489万円
XC60 T4 SE| 529万円
XC60 T6 AWD|629万円

ボルボお客様相談室
0120-922-662

           
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