7シリーズ、6シリーズの安全装備を向上|BMW
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2014年12月25日

7シリーズ、6シリーズの安全装備を向上|BMW

BMW 6 series|ビー・エム・ダブリュー 6シリーズ
BMW 7 series|ビー・エム・ダブリュー 7シリーズ

6シリーズ、7シリーズに安全装備の向上と通信モジュールを搭載

ビー・エム・ダブリューは、フラッグシップサルーン「7シリーズ」および、2ドアクーペ「6シリーズ」、4ドアクーペ「6シリーズ グランツーリズモ」、オープンモデル「6シリーズ カブリオレ」に、歩行者検知機能を搭載したドライバーアシスタント機能を標準で採用し発売した。あわせて、3G回線の通信モジュールを搭載し、緊急時のコールや車両情報の取得などに利用できるようになる。

Text by Uekusa Koutaro

ドライビング・アシストに歩行者検知機能付が追加

7シリーズのエントリーモデルである「740i」「740 Li」、および、6シリーズ全車種においては「ドライビング・アシスト」が標準搭載となった。これは、衝突の危険性が高まったさいにドライバーに警告を発する「前車接近警告機能」、追突が不可避な場合に短時間軽いブレーキをかけ衝突を回避もしくは衝突時の被害の軽減をはかる「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」などを包括する安全システムだ。

この「ドライビング・アシスト」には、今回のアップデートで、歩行者検知機能も追加。これにより、これまで対車両のみであったドライバーへの接近警告、衝突回避動作が、人間にたいしても作動するようになった。

いっぽうで、7シリーズのうち「750i」以上のモデルには、カメラにくわえ、ミリ波レーダー、センサーを利用した「衝突回避・被害軽減ブレーキ」と「アクティブ・クルーズ・コントロール」を含む「ドライビング・アシスト・プラス」が従来より標準装備であったが、こちらもおなじように歩行者検知機能が搭載される。

BMW 7 series|ビー・エム・ダブリュー 7シリーズ

BMW SOS Call|ビー・エム・ダブリュー SOS コール

iDriveの進化と通信モジュールの標準搭載

2001年の4代め7シリーズに搭載されて以降、BMWのナビゲーション、オーディオ等のコントローラーとして標準で搭載される「iDrive」も進化。7シリーズに搭載される「iDrive」には、ボタン表面にタッチパッドが搭載され、スマートフォンのように、指先でなぞることで文字入力や地図の拡大縮小がおこなえるようになった。

あわせて、今回のアップデートにおいて、6シリーズおよび7シリーズ全モデルに、SIMカードを利用した3Gモバイル通信モジュールを搭載。

この通信モジュールを使用するサービスとして提供されるのが「BMW SOSコール」。これは、エアバッグが開くほどの事故などが発生した場合、自動的に発信し位置情報や車両状況のデータをBMWのコールセンターへ送信するとともにオペレーターが音声で対応、必要に応じて、消防や救急等の緊急手配を容易とするものだ。

また、車両の走行距離や経過時間などを基に、オイルをはじめとする消耗品等のメンテナンスの必要が生じるとディーラーへ送信し、必要な部品などをあらかじめ準備することでスムーズかつスピーディな入庫対応を可能とする「BMW テレサービス」も提供。さらにはループランプやハザードの消す忘れなどによりバッテリー電圧が低下するとディーラーとユーザーにEメールが届く「バッテリーガード」が予定されている。

この通信モジュールを活用することで、今後、さらなるオーナーへのサービス拡充も期待されるところだ。

各モデルの価格も見直されており、あたらしいプライスは以下の通りだ。

BMW 6 series|ビー・エム・ダブリュー 6シリーズ
640i クーペ|945万円
650i クーペ|1,245万円
640i グランクーペ|996万円
650i グランクーペ|1,267万円
640i カブリオレ|1,040万円
650i カブリオレ|1,340万円
M6 クーペ|1,705万円
M6 カブリオレ|1,770万円
M6 グランクーペ1,740万円

BMW 7 series|ビー・エム・ダブリュー 7シリーズ
740i|1,029万円
740 Li|1,099万円
750i|1,299万円
750 Li|1,439万円
760 Li|1,960万円
アクティブハイブリッド7|1,200万円
アクティブハイブリッド7 L|1,340万円

BMW カスタマー・インタラクション・センター
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